他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

居住不在

ゆうちょの通帳がさっぱりATM機に読み込まれないのは、磁気が弱まったとかそんな理由だった。磁気定期券からPASMOに変えた時は、ただピッてするだけだから楽だな〜なんて思っていたが、タダで発行するもの全てにICチップ的なあれこれを入れるのはコストがかかるのだろう。多分。昨日の帰りの電車が、夕方というか夜のハイタイムだったにもかかわらず6割程度の乗車率(詳しい定義は知らないが、直感とかけ離れてはいないはず)だったのが印象的だった。じわじわ来ているなと思った。じわじわだと思っていたのだが、スーパーに行って、お菓子をカゴに放り込んでいると、どうにも棚に異常なエアスポットがある。ヴァキュームがある。普段ならばどうやっても売り切れないような商品が、ぽつぽつと、あるいはごっそりとなくなっている。チョコパイが軒並み姿を消しているのには参った。美味しいのに。マスクは、まあいつ行ってもあの店では見た事がないからいいとして、ティッシュもトイレットペーパーも乱獲されていた。通り過ぎる人が皆んなして皆んなティッシュかトイレットペーパーかその両方を掴んでいて、休みの孫を引っ張り出して来て一人一点を頑張っている人もいる。野菜売り場では、普段絶対に売り切れたところを見た事がないような野菜がさっぱり見えなくなっていて、そういえば前はバナナが一切なかった。この辺でどうやら、ははあそうらしいなと思ってカップ麺エリアを覗きに行くと、見渡す限り一列、2メートルの高さの棚がずっと続く限りエンプティアンドエンプティ、ハンプティダンプティが落っこちたらよく音が響きそうなくらいに、本当に何もなかった。グラウンド・ゼロ。精肉も3割くらいしか棚が埋まっておらずまばらで、パンの棚もすきっ歯が目立っていた。うどんやそばや中華麺や、冷凍すればそこそこの日持ちがするアイテムの棚までまっさらに底を掃けるほどである事を確認する前に、もう思ってしまった。世も末だなと。世紀末ではないが、世は末である。ちゃんと末広がりになるだろうか。何にも買えなくなったら、どうにかなるまで毎食マックでも食いに行くか。この前ハナマサに行った時、普段では考えられない混み方をしていたのは、大体が買い込みをしていたのだろうね。あっちの言葉は使わないけれど。業務用スーパーなら向いたもんがいっぱいあるからなあ。今月の家賃は払った。ずっと忘れていた。なくなった洗剤も買ってきた。アタックは、パッケージからしてすでに「アタックだな〜〜〜!!!」という感じがするので嫌いではない。祖父が長らく使っていた、はず。