他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

なっくるボコボコ

疲れて帰ってきて、ちょっと仮眠してから起きたら別の疲れが醸成されていた。水銀のように滴る疲れから、曇った疲れ。フォトショップの、泡がもこもこしているようなエフェクトレイヤーのそれ。電車がびっくりするくらいスカスカだった。土曜日だから、平日よりも少しくらい少ないのは当然として、それにしてもスカスカだった。ぽつぽつ、立っている人がいるくらい。座ろうと思えば簡単に座れた。自粛、の要請、なので。自ら粛々としなければ、まあ別に。普段と変わらない休みの日として過ごす事は可能である。賛否両論あるだろうが。二値のバーが、互いにどれくらいの割合を占めるのかは分からないけれど。そういえば、駅に行くまでの道でさえも、普段と比べると相当に閑散としていた。閑々としていた。まばらで、パラパラとしている。新年の朝くらいに。通り過ぎる店通り過ぎる店、大体に、要請に従いこの土日は休業します、とのビラがある。その方がいいと思う。経済的な問題はあるにしても。コンビニとかは普通に開いている。やっていてほしいタイプと、別にやっていなくてもいいタイプと。一律にシャットダウンできれば話は簡単だが、簡単な話なんてそうそうない。ここまで首が回らなくなるような事態、今まで生きてきた中であったような気がしない。最初で最後であってほしいが。頭が痛い。明日、雪が降ったり降らなかったりするらしい。どうだろうか。もう4月が目と鼻の先。ラジオで、明日車をしばくならばチェーンを巻くなりなんなりしろと言っていた。そんなに降るのか。あの周波数のラジオ局、土曜日の枠に、どうにも好かないパーソナリティがいっぱいいる。私は受け付けなくてダメだ。人の話を聞けるのは、その人が嫌いではないからである。嫌いではなくない人の話……。ごくごく普通に、ストレートに、全然面白くねえなとしか思えないから聞いていられないからだが。面白い話をするのは難しい。面白くない話でもしていたくなる人と巡り会うのも難しい。今年の夏は、帰省したらあれとあれには会えるだろうか。借りてきた本が全部つまらんくなったので返そうと思ったら、図書館が閉まっていて返せなかった。人から無言でパクってきた、太宰治富嶽百景走れメロスとかの岩波文庫をぺらぺらしていた。富嶽百景、最後の数ページがすごく情趣に溢れていてよかった。太宰治の文章は、違和感なく全ておしなべてスルスルと読めて、しっとりしていて、繊細で肌理の細かい感じがしてすごく快く気持ちいい。女生徒が、想像以上に「ちゃんとしてない」文章だったのでびっくりした。