マックのチキンナゲットが15ピース390円です。このキャンペーンをやる度に新しい限定ソースが登場するので、毎回一度はチャレンジします。今回は、コーンポタージュ味とチェダーチーズ味です。いかにも攻めたなという味と、無難なところで置きに行ったなという味と、マックのバランス感覚みたいなものをここから感じ取る事ができます。感じ取ったところで、どうという事もないですが。感想。コーンポタージュ味。コーンポタージュの味がする。想像の４倍くらい、コーンポタージュの味がする。マグカップに粉末のコンポタを入れて、おざなりに湯で溶いて、そこの方に溶け残ってダマになったあれ、まさにあれの味がする。コンポタの風味というよりは、塩分を再現したもの、と言った方が適切な気がする。チェダーチーズ味。無難。特に言う事が思いつかない。オレンジ色のチーズおかき、あれのチーズみたいな味がする。駄菓子で言うところのチーズの味がするのであって、チーズ味のソースではない。以前の海老なんちゃらソースもそうだったが、どういうわけか駄菓子っぽいテイストに着地してしまうところがある。味ではなく風味が寄っているならば仕方のない事なのか？ 分からない。今回一番美味しかったのはマスタードだった。レギュラーメニューがなぜレギュラーメニューなのか、分かった気がする。さて、ここからが本題として。マックのチキンナゲットは、15ピースになるとデカい箱で提供される。ここしばらくは、よく分からないチキンナゲット型生命体の数々が印刷されており、さっき調べてみると、一応個体差が設定されており、相関図なども描けるほど作り込まれているようだった。作り込むところを間違えている気がしないでもない。箱のデザインは数種類あり、今日の箱はナゲ子の部屋に向かってナゲ子ともう１ナゲットが腕（？）を組んで仲良く廊下を進む、というものだった。チキンナゲットをもぐもぐしながら眺めていると、突然の発見があり、頭の中に閃くものがあった。後で写真を撮ろうと思っていたら、すっかり忘れて箱をぺちゃんこに潰してゴミ箱へシュートしてしまったので、インターネットの海から拾ってきた画像を検証用に加工したものを掲載する。
まつ毛から推察するに、一番右のチキンナゲットがナゲ子、真ん中がチキンナゲット♂だと思われる。一番左のチキンナゲットは、ナゲ子をコピーして180°回転させたものである。ハートマークが描画されているからには、ナゲ子とナゲット♂は恋仲であり、これからナゲ子の部屋でmake loveするのだろうという想像が許されて然るべきである。チキンナゲットとチキンナゲットの子は、どうなるのか。興味が尽きない。閑話休題。ナゲ子と、ナゲット♂の「体型」について比べてみよう。マックのチキンナゲットには大まかに、掴みやすい出っ張りが目立つタイプと、丸っこく均質なタイプの２つがある。今回、両者は出っ張りタイプに当てはまる。出っ張りタイプには重心の偏りがあり、ナゲ子の重心が下半身、ナゲット♂の重心は上半身にある事が見て取れる。三角形で言うと、ナゲ子が正三角形、ナゲット♂は逆三角形の体型に近い。ここで思い起こされる類例がひとつある。トイレのマークである。男性が逆三角形、女性が正三角形で表現されるという点で、トイレのマークとマックのチキンナゲットは同じである。この対比・対照は、ナゲ子とナゲット♂との図像的比較によっても明らかであり、一番左の逆ナゲ子とナゲット♂は、完全に一致した。つまりここでは、ナゲットの男女は互いを180°回転させる事で対応しているのだ。
という事を発見した。だから何だ、と言われると困る。
