他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

エビピラフ箙

いい晴れの日だった。日が暮れてから外に出たので分からないけれど。家の壁を突然ガンガントントンされて、すわカチコミでもされたのかと思ったが、今日はガスメーターの入れ替え工事があって、別に家に入るわけでもないし気にせんで大丈夫、的な手紙がポストに入っていたのを思い出した。多分その工事だと思う。窓を開けてYouTubeで動画を流しながらレンチンするほどの生活音を垂れ流しながらも、ちょっと工事するんで音出ますの一言もない合理性にはまことあっぱれである。気にしなくていいんで通常運転の日常生活をどぞー、という適度の不干渉くらいがちょうどいい。びっくりしたけど。筒井康隆の本を少し読んだ。少し読んでから、ははーん、これはスラップスティック系の編集ではないな、と気が付いた。遅い。ハイパーリアリズム的というか、存在感立ち上る描写で、じくじくと話が進んでいくタイプのあれだ。こっちもこっちで面白いが。陰悩録はこんな性格の短編集だったと記憶している。そもそもよく考えると、目ん玉をカミソリですっぱりやったり生きた患者をかっさばいて犯すなり内臓扱くなりしたり、倫理観がアウトバーンで吹き飛んでいくような作品がボロボロ出てくる本が、よくもまあ中学高校の図書室に置いてあったものだと思う。1980年代に購入されてから、初めて私が開いた本もあったほどである。多感なあの頃に筒井康隆の短編集エッセイ集に触れたおかげで、今現在のような性格というか価値観の基礎と大部分が醸成された事を考えると、あの巡り合わせには感謝以外ないのだけど。なんか美味いらしいと聞いたので、マックにチキンタツタを買いに行った。昔からチキンタツタの文字列を認識した事はあったが食べた事はなかった。私はそうではないが、少なくない日本人が、マクドナルドの期間限定メニューをカレンダーとしているのではないかと思うところがある。日本の食生活には、マクドナルドはよくなじんでいると思う。普通の方を食べた事がなかったが、めんたいチーズの方を注文してしまった。響きから美味しそうな雰囲気がぷんぷん漂って来たので。バンズが普通のバーガーと違うのに驚いた。むちむちしていて歯ごたえがあり、結構好きだ。リーゼントみたいに盛り上がった部分は食べづらかったが。肉というかソースというか、中身がはちゃめちゃに美味かった。しっとりした衣(多分テイクアウトの間に湿気た)と、くりくりした肉の食感が大変好みである。美味かった。