他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

ジャイル・オブ・セントバーナード

雨だ。圧倒的雨だ。朝から、資源ごみ回収がくる時間から、沈鬱な空気で頭が痛くなって夕寝した午後6時まで、ずっとばしゃばしゃぴちゃぴちゃしていて、洗濯物を干す予定だったとかそんなのもどうでもよくなって、とにかく雨が苛立たしかった。いや、そこまでアクティブな感情ではなかったかもしれない。もっと弱くて後ろ向きで可塑的な、行動の選択肢が減らされる事に対しての不満というのか。筒井康隆の短編集を読み終わった。本を読む事にエネルギーを費やし、疲れると思ってしまう事実に、精神的なずっこけを感じる。頑なに認めようとしないだけで、読書は私の趣味ではなくなってしまったのか? では、後に何が残るのか? 不安になる。ルポやら歴史書やらは、これっぽっちも微塵も興味がなくて、いや、小説以外は読んでいても頭の中に入っていないし入ってこない。面白いのは小説だ。文体がぐにゃぐにゃしていいし、面白い事を言ってもらう事もできる。そうでない文章となると、斎藤環の生き延びるためのラカンの文体は特筆すべきものだったのだろう。収録されていないのかなと思ったが、スラップスティックスプラッタも少しは入っていた。慶安大変記とか。微妙なリアルさを持って、人の身体がばらばらになるのが筒井康隆のいいところだ。でも、読み終わってしまった。明日は伊坂幸太郎の単行本、どちらかを読むか。『逆ソクラテス』の表紙が、なんかすごくいい。タイトルと表紙からでは内容がさっぱり分からない。帯は読まない事にしている。面白い惹句は少ないし、冒頭部分を読んでいく中で立ち上ってくる作品世界のうねりが前取りされて興を削がれるから。ストーリー物のコミックスとかだと、前巻ぴったりで止まっている読者にとっては「おいおいおいおいこの巻の2、3話分くらいで分かる情報をここに出してんじゃねえよ」なネタバレが大きな顔をして座っている事があり、注意せねばならない。名前は忘れたが、辛い油が絡まってるラーメン的なやつでも食いに行くか、と思って贔屓のラーメン屋に行ったら、営業が日中のみに短縮された上土日休みになっていて、「oh......」という声が出た。俺は悲しいよ。欲を持て余したままふらふらして、最近テイクアウトを始めた洋食屋を思い出してそこに入った。ランチ1000円〜、夜は1000円では食えないという、ちょっと強気な値段設定が過ぎるんちゃうかとかねがね思っていた店である。牛すじビーフシチュー的なやつがかかったハンバーグ。ハンバーグという肉の塊は、どうしてこんなに美味いのだろう。肉の塊だから、かもしれない。分厚く切られて、それでもしっかり火の通っていた人参が美味かった。テイクアウトはゴミがかさばるのがいけないね。