他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

パンくずを落としてきた事を忘れた迷子

いまいち天気がはっきりしない日で、太陽が出たり引っ込んだり、ほとんど曇りで雨さえぱらつくような情緒不安定さだった。少し暑かった。長袖のシャツはそろそろアウトオブシーズンな気もするが、半袖の類は畳んでボックスの中に押し込めてしまっているのでそれを取り出すのも面倒だからずっと長袖で耐え得る気候が続いてくれないかと思うところもある。しかし、半袖は半袖で、料理や手洗いの時に袖をまくったりして気にする必要がないから強みがある。ずっと頭が痛かった。頭が痛かったというか、排水溝にゴミが詰まって、ぐずぐずとほんの少しずつ脳の中身が余剰物を排泄するのに失敗し続けているような不快感と停滞があって、しばらく野垂れたようになって休んだりしていた。まさかコンビニで印刷して郵便局で封筒を出すだけの作業で、一日分のカロリーを消費してしまったわけでもあるまいに。多分。一日分の野菜を摂取できると書いてあるが、それは重量だけで、栄養素的には全く偏っている、みたいなのがあるとかないとか見たような気がする。覚えがない事をあんまり言うものでもないか。あんなに意気揚々と買って意気揚々と読んだ本も、すっかりぐったりしてしまって手に取る気力さえ起きない。あまりにも可処分活動エネルギーが少なすぎるんじゃないか。常に、何かやらなければいけない事があって、それをやっていないような気がするのに、それが何だったか茫洋として掴み所がなく足がかりもなく、うんうん唸っていたら時間を無駄にしている。少し、通りにも人気というか活気が戻って来た感じがある。パッと見た時の密度、人が動いている気配が違う。家の中だと、人一人減るだけでずいぶんと空気が変わるが、広い場所だとそれなりの数で変化が起こらないと分からない。一緒に食べるものがなくなったので、食パンに、いや、ダブルソフトを食パンと言うのは少なからず憚られる、他のなんだかもっさりしたものに比べて、やはりダブルソフトはどこか大きく異なる点があるように思えてならないのだ、マヨネーズを適当に絞って、適当にだしの素をふりかけて、だしの素が黒く焦げるまで焼いたものを食っている。塩分と油脂、これがあれば大体のものを美味いと思って食えるんじゃなかろうか。かなり即物的な美味いなのだけど。だしの素は、焦げても塩の味がする。ほぼ塩の味だけになる。元になった魚介の風味みたいなものは、雰囲気は感じるが焦げの香ばしさに取って代わられている気がする。