他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

あめんぼざむらい

家に帰ってきてぶっ倒れてから、意識がぼんやりと戻ってきた中で雨が降り始めた。一瞬、しとしとした音で降るからいい雨だなと思おうとしたのに、耳を澄ませるとどこかのびちゃびちゃが聞こえてきてげんなりした。明日もまた外に出なければいけないのだけど、久しぶりに雨の中をゆかねばならない。憂鬱だ。歌詞とかで「ゆく」という動詞があると、大仰じゃね? と思う。合唱曲に多い気がする。使命感とか、ミッションとか、なんか分からんがそういうのをおぶっていそうな気がする。そういえば骸attack!! のサビに ゆけ たたかえ があった。なら、まあ、ええか。朝はそうも思わなかったが、夕方から夜に差し掛かるくらいの渋谷のスクランブル交差点を渡りながら、良くも悪くも緊急事態宣言が明けたな、と思った。でも昨日か一昨日か、なんちゃらアラートが発令されたんだよな? 帰り道に繁華街を通っても(通り道なので仕方がない)、誰かと連れ立って飲みに行く飯を食いに行くと思しき複数人集団が、元どおりではないがそこそこの数見えるようになった。人は娯楽がないと鬱憤が溜まるんだなぁ……と思った。娯楽というか、人と交わるという事がないと。それを思うと、グラブルやっててよかったなあというか、毎晩のDiscord通話がなかったらもうちょっと精神が鬱々としたままずるずる行ってたんだろうなと想像される。やってなかった方がよかったなあと思う部分も大きいが。愛憎相半ば、みたいな。そんな感じ。帰りに、ぐんぐんグルト飲むぞルンルン♪ と思いながら例の自販機に近づくと、全体の中からまさかのぐんぐんグルトだけ売り切れていて、口があんぐり空いて塞がらなくなった。心の中で。まさか、近辺に私以外のぐんぐんグルターがいた事に驚きだが、あるいは、この辺りはそれほど中身が補充されず、私が連日のようにぐんぐんグルトをピッ、ガシャンするものだから、手薄な在庫が一掃されて売り切れてしまったのかもしれない。それなら……。しょうがないな……。この気持ちが届いた、という事だから……。しかし、一日の一連の締めくくりを飾る清涼飲料水がなくなって、ちょっと寂しかった。酒を飲む人間の気持ちとは、こんな感じなのだろうか。実は歩いて10か20歩くらいのところにもうひとつぐんぐんグルトを売っている自販機があるのだが、そちらは350mlだかの、ちょっと寸胴でちっちゃいやつなのだ。それで500mlペットと同じ値段なのだから、いかに元の自販機が優秀なのか理解できよう!!!