他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

マイクロハンド

寝ている間とか、寝起きとかに手荒れの部分をしこたま掻きまくったせいで、朝起きたら綿手袋の随所が黄色く変色していた。手荒れ部分から滲み出る謎の体液の色である。手袋を外そうと思ったら、ぺり、べり、という嫌な感触があったので顔をしかめた。痛いのは嫌である。なんとか手袋は剥げたが、手に少しばかり布地のカスが残った。起き抜けはまだ良かったものの、時間を経るにつれて両手人差し指中指がものすごい事になっていって、まるで火傷痕かのようなグロテスクさとなった。ちょんと触れるだけでも身を縮こまらせる程度には敏感に痛いので、ほとんどの家事は放り投げた。飯もすごい適当に食べた。とにかく、手が関わる作業全般が死ぬほど億劫になる。億劫だった。ほとんど太陽が見えなくて、照明をつけないとめげるような曇り空だったが、手袋があんな事になったり、何か嫌な夢を見て多めに寝汗をかいたりしたので、とりあえず洗濯物を干した。雨が降りそうで、湿気の匂いがしなかったのは幸い。でも一日中、手荒れの事が頭から離れなかった。夜は脂っこいものを食べたので、久しぶりに熱い茶を淹れた。急須で茶を飲み始めてからしばらく気が付かなかったが、気温が暑くなればなるほど、熱い茶を飲む気が失せていくものである。熱いのが嫌なのに、なおのこと熱い方へと舵を切る事もあるまい。久方ぶりに淹れたてのお茶を飲んだが、これはこれでとても美味い。舌に少し苦味が残るあたり、大変好ましい。めちゃくちゃ尿意が促進されるのは玉に瑕だとしても。今、下ネタを言いそうになったな。危ない……。ゴミをこまめに処理しないと、部屋の中でたまに生ゴミの匂いが漂ってくる。というか、燃えるゴミの日を何回も忘れてすっぽかしている。木曜日には、水曜日だと思い込んで一日中生活していた。頭の中から、大切なパーツがぽろぽろ落ちていっている気がしてならない。とりあえず、1ヶ月か2ヶ月か、あるいはそれ以上か、紛失したまま再発行していない銀行の通帳をどんな形であれ取り戻しに向かう必要がある。今月はでかい額の引き落としがあるはずというかあったはずというかよく覚えていないが、最近の出納をさっぱり把握していないので、もしかすると手持ち財産3万円くらいになっているかもしれないのだ。こまめに記帳しようと努力する事で外出の口実ともしていたわけだから、あの紙束ひとつに生活の少なくない部分がかかっていたのかもしれない。とりあえず手荒れが治って、せめて軽度になってほしい。