他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

かき氷の真似事

お世辞にも、天気がいい日ではなかった。九州の方では、また雨がひどいらしい。雨こそ降らなかったが、太陽が覗かず、ただただどんよりした雲が漂っているだけだった。洗濯物を干したかったが、これでは乾いてるんだか乾いてないんだか分からない状態のまま、雨を恐れて取り込むだけだろうと思って諦めた。何か、嫌な夢を見て、全身じっとりした状態で起きたのは、昨日だったか今日だったか。モチーフのひとつは覚えているのだが、それ以外の何かが、特に嫌だった記憶がある。それを思い出せない。夏は布団に湿気がものすごいこもるので、ハンズで簀の子でも買ってきてやろうかという気になる。持って帰るのがめんどくさいのでできれば買いたくないのだが、床が微妙にカビているところを見ると、そんな事言っている場合でもない気がしてくるから当然だ。今日は特にやる事がなくて、というか、東京の感染者数を見ていると、やはり向こう半年なり一年なりはお通夜みたいに過ごす以外手はないなとしか思えないので、そういえば、と思い出して、棚に積んだままになっていた伊坂幸太郎『逆ソクラテス』を読んだ。単行本一冊で、この前の火星に住むつもりかい? と同じくらいの厚さだったのだが、2時間か3時間か、それくらいで読めてしまった。短編集だったので、やはり、こういう形式の方が脳味噌に合っていると思う。一番いいな、と思ったのは、最後の逆ワシントンである。この本、各短編のタイトルの頭に、何かしら否定の辞がくっついている。非、とか、アン(un-)とか。アンスポーツマンライクも、最後がものすごくいい篇だった。伊坂幸太郎の文章は、嫌味も臭みもなく、ただただスタイリッシュにスマートなので、憧れる文章だ。きれいだ。読み終わってから、どうしようかなと考えて、銀魂のアニメをしばらく観ていた。シリアスもギャグ回もあってすげえな。面白いよ。映画でも見ようかと、SAWのシリーズを見つけたのでひっくり返して見ると、2以降はプライムにあるのに肝心要の1がない。私は、テレビドラマの第一話を見逃したらそのシリーズ全体を見る気が失せるタイプである。なんでやねん、と思った。レビューを薄目で見ていると、人気シリーズでそこそこのナンバリングがあるから、全部いい感じなのかと思ったら、1が最高で次点が2、それ以外は正直ちょっと……というやつを見つけて、シリーズ全部面白くするのって難しいんだなと思った。