他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

ごつぶっこ

イチゴジャムがなくなった。たしか明治屋のやつである。いささか甘さがべったりしたジャムだったが、いやイチゴジャムって大体そういうもんか? 結構よかった。明日の朝食べるパンに塗るものもつけるものもない。マヨネーズと塩胡椒と味の素くらいである。4年前に賞味期限が切れた味の素は、今でも大して変わらない味がするのであれは嘘だと思っているが、パンに振って灰にならない程度でトーストすると美味しい。どこまで焦がしていいのかは、その日の気分による。ギリギリを攻めすぎると、焦げ目の味がするカリッカリのパンができあがるだけなので、茶色、チョコレートくらいの色になったら安全な頃合いだ。そこそこ瓶・缶ゴミが溜まってきたので捨てようと思う。思い始めてから、一体何日を要するのだろうか。玄関にほっぽった燃えるゴミが、あれの中身は1週間分くらいだと思うのだが、3〜5メートルくらい離れてもその発酵した爆裂な香りがプンプンとラフレシアが如く、季節はゴミ捨て戦国時代だなと感じさせられた。近くに置いてある傘に匂いが移ったりしたらやだな……。家を出る前に、天気予報を見た。降水確率ゼロ、曇り/曇り。8時くらいには太陽の光がダイレクトに届き、洗濯物でも干しておこうかと思ったら9時あたりに一度天からの梨汁ぶしゃー、曇り空が続いたので洗濯物はよした。ただ、降水確率ゼロならば、問題ないだろと考えて傘は置いて行った。一本物の傘は立派だし濡れるところもないカバー範囲が魅力ではあるが、いかんせん重い。空も白いだけだし、問題ないだろうと。駅に近くなって来た頃、ぽつぽつ来始め、まあまだブリティッシュスタイルと言い張れる程度には傘がなくても歩けた。目的駅について、広場に一瞬晴れ間が覗くくらいの余裕は見えた。坂を登っている時に、音がどんどん怪しくなり始め、たちまち針山地獄をひっくり返したような、地面から白い棘が逆しまに生えているような、猛烈な瀑布となった。民家の軒下でこっそり戦況を伺いながら、どうも5分や10分ではカタのつきそうにない天候だと腹を決め、ところどころで軒下を借りながらダッシュを敢行した。びちゃびちゃにはならなかったがびしゃびしゃにはなり、やられたなと思った。10分後くらいには人目を忍ぶような小雨になり、もっとやられたなと思った。もう無理かと思ってえいやと乗り出してみれば、もう少し頭を冷やして(冷えたが)行動してもよかったわけである。予報って難しいんだな。