他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

nose breeder

蝉の声が聞こえた。家の近くで鳴いているらしい。昨日か一昨日か、玄関の門を開けようとしたら、目の前を蝉がぴゅっと横切っていったので、意識せず「うおっ」と仰け反ってしまった。うおっとかぎゃっとか、漫画的誇張表現かと思うが、実際不意を突かれて何かが起こった時は自分でも自覚できない、生理的な反応が飛び出すものである。喉の奥で潰れたような、整形する前の反応が。コナンの世界では、死体を見るとだいたい叫んでいる気がするが、実際にそういう場面に遭遇するとどうなのだろう。そんなカロリーの高い行動は取れずに、腰が抜けてへなへなとへたりこむかもしれない。腰が抜けた事が、思い出す限りないので、どんな感じかは分からないけれど。蝉はどこでも元気な気がする。幹線沿いの街路樹でも、じわじわぴゅっぴゅと鳴いていた。いや、ぴゅっぴゅとは鳴いていないが。語呂が良かったので嘘をついてしまった。公園でも元気にじわじわしていたのだろう。じわじわ鳴くのはアブラゼミだっけ。みんみん鳴くのが、ミンミンゼミ? ツクツクボウシはまんまなのであれだけど、クマゼミってどう鳴くんだっけ。クマーッ! ちょっと前に、公園の芝生エリアで、ペットボトルの蓋でキャッチボールしている青年二人組がいた。近くにペットボトル本体が横たわっていたので、すわポイ捨てかと思ったのだけど、どうやらそっちは置いておいて、なぜか蓋でキャッチボールしていたのだ。投げても空気抵抗がひどいからへろへろして、全く躍動感のない、ぼてぼてのキャッチボールだった。いくら手持ち無沙汰にしてもどうしてそんな事をするのかさっぱり分からなかったけれど、あの明らかな暇つぶし行為の中に、彼らなりに見出すものがあったのかもしれないし別にただ本当に暇で何も思いつかないからからっきし空っぽの行為でもよかったのかもしれない。書類を郵便局で出して、スーパーまで行ったところで、証明書を一枚同封し忘れた事に気が付いた。もう一回、催促されたら送らなければいけない。分かった段階で後追いした方がいいのだろうか。踏ん切りがつかない。興味本位で、チーズトッポギの素を買ってきた。トッポギと、汁の素と、チーズが入っていた。なんだか味がぼんやりしてピンとこなかったのは、水が多かったからなのか、もともとピンボケした味なのか。味を形容するならば、いわばあれだ。カールとかの駄菓子のチーズ味。あれの風味で、特に味がしない。パッケージに、おやつにもどうぞ的な事が書いてあったが、こんなボリュームおやつにしてたまるかと思った。