他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

チーズマカロニ

一日、どうにもぱっとしない空だった。釘を水に溶かしたような色だった。この前、卵焼き用の長方形のフライパンを物色していた時に、「金属製のキッチン用品は、使っていくうちに鉄分が溶け出し、要するに鉄分補給に適しています」みたいな事が書いてあって、その時は確かにそうかもしれんなあと思って読み流したが、今思うとホンマにそうか? と思うところ少なくない。マグネシウム塊を水のポットに入れておけば、ミネラルが云々みたいなあれと同じものを感じる。実際のところは分からない。糠漬けを作る時に、ナスとかの発色を良くするために釘を入れ、鉄分でいい感じにするというのは知っている。知っているだけで実感した事はない。糠漬けを作っている親類縁者の家はなかった。クレヨンしんちゃんで観たような記憶があるだけだ。工事は、音よりも振動がすごくなってきた。ずんずんと、床がグルービングする感覚がものすごい。軽い地震が来ても気がつかないだろう。門の脇にあるポストが、一つ増えていた。私に割り当てられたポストは、細っこくて、ポッキーとかプリッツの箱みたいな縦長長方形でそれほど幅がなくて、よく封筒がストレッチ状態で入っている。その横に、横長で安定感のあるでかいポストが増えていた。大家さん側のものらしい。あっちの入り口は瓦礫と砂塵でまっしろけになっていたので、そっちから人が入るのは難しかったのだろう。ついでに、ドアを開けてすぐのプチ庭に、いくつか植栽が増えていた。母方の祖母と母はガーデニングに詳しいので、聞けば種々(くさぐさ)の名前も分かろうが、私はてんでダメなので、小学校の花壇に植わっていた花の名前が精々なもの、これ変な形の葉っぱだなとか、アロエっぽいけど違うだろうなというアバウトな想像をしている。渋谷の街路樹で、濃いピンクの細かい花びらがぶわわわわ〜ってなっていた花は綺麗だったな。写真を撮って探してみようかと思ったが忘れていた。虫とか植物とかの写真をアップすると、有識者がそのお名前を教えてくれる何かがあった気がする。あれって結局有料だったのだろうか。曲を聞かせると、タイトルとかアーティストを教えてくれるアプリがありますよね。名前をどこかで触れて思い出すたびに、あーそうだったと思ってそのまま忘れるけど。プチトマトとか、梨とか買ってきた。プチトマトは、プチトマトがぱんっぱんにトレイに詰まっているから、ちょっと気持ち悪い。梨は冷やすと美味いですよね。昔よく家族で梨狩りに行ったものです……。