他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

どらやき型のUFO

帰っている時に、まんまるな月が見えました。黄ばんだ精液みたいな、綺麗な色の月が。黄ばんだ精液が綺麗な色かどうかは人によるだろうが、頭の中のカラーパレットが、「これはこういう色ですね」と提示してきた描写がそれだったので、しっくり来たし採用した。昨日の夜から、断続的にものすごい雨が降って、たちまちのうちに止む。台風は進路が逸れて九州を荒らして去りそうだと聞くが、こちらの方にも余波がないわけではないらしい。台風が全然関係ない、それこそ通り雨的なものだったら恥ずかしいが。屋根から垂れる水滴が、一条に繋がっているように見えるくらいの雨が降る。いつ天気が崩れるか分からないので、今日の洗濯物は室内に干した。昼に、ざんばざんばと音を立てて、やっぱり一瞬だけ通り雨があったので判断は正しかった。ふと床を見たら、抜け毛がすごかったので明日掃除機をかけよう。掃除機やら洗濯機やらは、20時を越えると、もうやめとこうかな〜と思う。近くの家は、窓を閉めていればおそらく聞こえないはずだが、なんとなく、内面化された社会規範に従って。なお、最寄りの工事は、朝9時を過ぎると、だいたいその辺の時間で律儀に「どがががが」「ずがががが」が始まる。建物を壊していた期間の方がまだ静かだと思えるくらいで、一体今は何の作業をしているのか分からない。基礎部分でも掘り返しているのだろうか。ともかく一段上がってうるさく、家にいるとそれはもうなかなかに気が散る。心を殺すのには慣れていて、まあだいぶ順応してきたが、たまに床が揺れるくらいのインパクトが来ると興醒めするので、なんとかこう、早く終わるかいい感じで進めてもらうかしたいものだ。まだ解体であって、次は建築が残ってるんだよな……。よく分からんが、残り物のおにぎりともなかとどらやきをもらって帰った。全部ひらがなだ。かわいい。もなかは、ものっすごいカスが飛び散るので食べづらい。こういう、一部が飛散する食べ物に対して、噛みつくと同時に吸い込むというハックを持ってはいるのだが、唇にもなかの皮がばっちり張り付き、咽喉に粉がフルドライブしてえづきとダブルパンチが来るので対抗できない。ぽろぽろとカスが落ちる。そもそも、もなかというのが一体どういうものを指すのか、よく分かっていないままだ。どらやきは、多分名前を聞いた事があるところのやつなのでうまい。帰りに、いつもの中華に寄って麻辣煮込みを食ってきた。最近の小学校では、応援団はアレではなく、ポップスのダンスで応援するらしい。俺たちの仕方で応援するから、俺たちの受容の仕方で鼓舞されろよな、という感じがして、嫌だな、と思った。