他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

穴と頭の直径

特に何もしなかった。なんか暑いな、という意識と、床から伝わる振動で目覚めた。工事は今日も賑やかだった。目が覚めた時は、ずががががといういつものドリルか何かの音と、耳新しい、チェーンソーで硬いものを押し切るような高い音だった。チェーンソーっぽい方は、かなり耳障りである。ついでに、ショベルカーで何かを掘り起こしているのか、地面がぐずぐずと揺れる時がある。地面に対して欲情してんじゃねえぞショベルカーこの野郎と思うほどに。平気な方だと思っていたが、これはなかなかどうして、数週間に渡って工事の騒音が続くと精神的に参ってくるものがある。必要な事ではあるだろうから、それは理解できるのだが、生物としての基底がそれを拒んでいる。それを理解する自分を俯瞰する自分もいるので、なんかこう色々と思う事がある。昨日はよく寝られなかった。だから、なんか明るくなってきたかしらと思うあたりで意識が落ちて、工事の音で目覚めたのだろうが。昨日の晩、目障りになってきたオブジェを解体して、中に入っていたクッキーを貪り食った。外見の割に、貪り食ったと言えるほどの量は入っていなかったけれど、なんだか風味がさっぱり感じられないし、ただただ口の中の水分を持っていくだけだし、長所を全部無くしたサーターアンダギーみたいだったので、外装の賞味期限を見ると3月だった。なるほどなるほど。それは、まあ、そうだろうね。去年の年末あたりに買ったもんだからね。さすがに翌年が四半期も3回を過ぎようという頃に食べるものではなかったよね。すげえ美味しくなかったが、しかし残す理由もないし、しかし積極的に食べる理由もないし、ものすごくしょうもない、大した事ない板挟みでいらん精神を消耗した。ついでに、イングリッシュマフィンは賞味期限が2日で切れているのだが、あと3つ残っている。あれは期限を過ぎるとたちまち食感に影響が出るから、いやに素直な食べ物だなと思う。天気は晴れだったのではないか。夕方くらいになって、やっぱり身体がだるくなって、生命活動を拒否したあたりで、窓の外が眩しいなと思ったから。酢がおいしいというか、酸味が刺激として感じられてなんだか逸脱した感じがするので、だいたい何にでも入れていたら、かなりのペースで減ってきた。原液のカルピスを消費する時と同じくらいなのではないか。人生で、原液のカルピスを手ずから割るという経験には恵まれなかったので、この妄想は憶測に過ぎないが。