他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

正六角形陣形フォークダンス

『奴隷のしつけ方』、読み終わった。ちょっとトリッキーなタイトルで釣って、ちゃらんぽらんな内容でした! みたいな事はなく、これがちくま文庫から出ているという事実に納得できる内容だった。というか、そもそも原著者がケンブリッジの人である時点で、そんな事はないだろうが。本章の後に続く解説部分を読むと、ああ、この人は欧米の古典学者だなあと思う。ある程度のバックグラウンドがないとそう思わないというか思えないというかだろうけれど、そうなのだ。それはそれとして、これはエンタメ書として読むよりは(帯の文句を読む限りではそれ以外には思い至れないのが惜しい)、一種の反省的哲学書として読むのがいいのではないか。奴隷をどう扱うべきか、奴隷はそもそも自由人とどう異なるのか、むしろ奴隷の方が優れているところもあるのではないか……。III章あたりから、勝手が分かってきてぐんと面白くなる。別に真面目に読まなくてもいいので、読んで損する事はないと言っておく。ケンソルとかコンスルとかディクタートルとか、テクニカルタームができるだけ目立たないようにされているのもよかった。そんな感じでした。次は何を読もうかしら。今日は、それ以外に、何かあったかしら。前の家で、ネット回線を引いているのか、外壁で工事をしていた。炊飯器の中に安置したバナナが、そこにあるからこそトースターの上に置いておいて熱されて過度に熟すという事がないのだが、しかしそこにあるからこそ、普段の行動視認範囲から外れて忘れてしまうわけで、ずいぶんとシュガースポットが浮いてきてしまった。明日の朝、食べよう。そうしよう。そうだ、3日かもう少し前か、THE TANSANという炭酸水を買ってきたのだった。炭酸水が好きな人は、これまで一人くらいしか出会った事がないのだが、欧米では水と同じくらいの扱いで炭酸水が売られているので、飲用としては普通なのだと思われる。で、それは、飲んでみたのだが、どうにも炭酸ガスの臭さというか匂いがきつくて、しかも強炭酸を謳っているくせにそこまでバチバチこない。キンキンに冷やしたファンタグレープかドクぺの方が炭酸かましてくると思うのだが。ぬるい水道水みたいな味がしたので、私はあまり好かなかった。そろそろ除湿機能を切ってもいい頃合いかと思われたが、なんとも言えず、窓を開けると微妙に暑く、除湿を切ると立ち所にむんむんした部屋の空気が気になってきて忙しかった。