他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

くじらレーシング

観念して、掛け布団のシーツと、一夏お世話になったタオルケットを洗った。寝具周りは、秋用にチェンジする事にしたのだ。次の機会があれば、枕と敷き布団のシーツも洗わねばならないところではある。大量に洗濯物を干すのはなんだか久しぶりで、そして、洗濯物を干すに憂いのない天気というのはいいものだなと思った。ピカピカしている。網戸だけかけて、外の空気を入れていると、ちょうど気持ちの良い塩梅になる。近所のアパートの階段に、大根を干す、あの青いコロニーみたいなやつ、あれがぶら下がっていた。確か、あれで海産物やら、なんやらを、干物にできるスグレモノだったはずだが、実際に使われている場面は、もしかすると初めてか、そうでなくても、片手の指で足りるくらいの回数しか見た事がないかもしれない。それくらい、例えていうなら、常用漢字ではなかった。モノは知っているのだが、現実感がなくてふわふわしていた。田舎なら、あれではなくて、大根が直接ビニル紐とかでくくられて、連ラムネや連たまごボーロ、ひどい例えではぱらぱら開いていくコンドームのように、縦にぱーっと並んでいる。白い、まだぴちぴちの大根しか見ていないような気もするが、あれも時間が経てば、茶色でいい感じになるのだろう。すごい眠い。そういえば、午後の予定を、一週間間違えていた。一人で恥ずかしくなった。夕方になって、食品トレーと牛乳パックをリサイクルに出しつつ、晩飯をどっかで食って帰ろうかなー、と考えながら、ぷらぷら散歩していた。いつにも増して独り言が多く、いや、普段もかなり独り言を言いながら過ごしたり歩いたりしてはいるのだが、今日は特に、自転車のペダルを踏み漕ぐように次々と冗句が出てきて、自分でもうるせえなと思いながら歩いていた。何も考えずに進路を取り続けていると、唐突に、ソープとかそんな感じの店が密集しているエリアに出て、うおっ、とのけぞりそうになった。ちらちらあるなとは思っていたが、まとめてくると面食らう。一個、これはいいな、と思う店名があった。他の業態より、ソープの方が面白い名前が多いような気がする。性風俗業店名コーパスを作ったわけではないので分からないが。迷い続けて、油そばを食って帰ってきた。18時前でも、もう暗くなっている。数日前、Siriを誤起動した時に、呼んでないし、起動音が嫌いなので、「かえれッ」と言ってみたら、無言で終了していって、なんかごめん、という気持ちになった。ちゃんと分かるんだな……。