他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

かちかち山の柔らかいところ

晴れていた。まあ、晴れていた。こういう天気の日に、外へ遊びに行くと気持ちが良いのでしょうね、と思う。1時間にも満たない短い間しか、屋外に居なかったわけだが。電車での移動時間に文庫本を読むのは、これは時間の使い方としてはかなり質がいいと思えるようになってきた。イヤホンをつけたり、つまり耳栓などしなくても、それなり以上の本を読めば、意識が全部持って行かれて、ブロックを重しに縛りつけられたかのごとく、しかも目的駅の2つ、3つ前くらいまで、文字通り没頭の状態になれるのだ。これは、結構本が進む。読む本にも依るが。今読んでいる、遠藤周作の短編集、すごく面白い。『ユーモア小説集』、講談社。文庫の表紙が、星新一のそれみたいで、かわいいねと思っていたが、和田誠の筆によるものだった。そりゃあ、まあ、そうだろう。筒井康隆の、世界はゴ冗談の装画もそうだったはず。見ただけで分かるというのは、それだけで強いですね。この、もにょっとしたデフォルメ、まさにフォルムを欠き落としたような絵は。普段、何考えているのか、という自問の答えを探しているが、何も考えていない、が正解のようだ。ぽけーっとして、沸騰前後を行き来しているお湯が、たまにぽこっと気泡を吹き上げるように、間欠的な発想はあるが、何かを考えていると、ゼラチンに書いたマジックを水に浮かして、パーっと混ぜた時のようになる。帰ってきてから一旦仮眠したので、すげえ気分が悪い。コンビニに寄って、QUOカードの残額でからあげクンでも買って帰ろうとしたのだが、レジに誰もいなくて、呼び鈴もないし、なんかめんどくせえなと思って、財布をしまって出てきてしまった。多分小腹が空くと思うが、そこで腹の足しになりそうなものは、一応、この前買ってきたレトルトがある。バターチキンカレーがあって、これは皿の都合、湯飲みに入れて食べたのだが(熱くて飲めず、タオルで巻いた)、なかなか悪くない。松屋のそれが、バターチキンカレーの名を冠するものの中で一番うまいが、まあ悪くない。ビーフシチューもある。あれも悪くないが、積極的に選ぶ理由に欠ける。どうするか。それはそれとして、流し下の物音、これはもうゴキブリとかちゃちな話ではなくて、ネズミとかそういう類のものなのではないかという結論が浮上してきた。ラップ音のような、弾んで軋む音がして、何かをつっつくような音が続く。私のおうち、果たして大丈夫なのかしら〜〜〜?