他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

挑発と挑戦

何か考えていたような気がするが忘れた。あれだ、さっき、トイレに行った時、眼窩の底の方から、ぐりんと身体が裏返るような感覚があった。吐き気、嘔吐感というのは、私はそのように捉えている。吐きそうになる、あの世界がぐわんとなる感じを、さっき、人生で初めて言語的に捉える事ができた、という確信があった。正誤の問題ではなく、主観的な話で。嘔吐に性感を覚えるようになるには今しかない、とも思ったが、なぜそうする必要があるのか分からなかったのでしなかった。ただ、刺激物を含んだ濁流が、デリケートな部分をなぞって逆流してくるのが、気持ちよくないわけないのでは? と思った。私が考えている事は、他ならぬ私が一番よく分からない。どうしてそんな事を考えるに至るのか。いや、全く。門を出てすぐの、下水というのか、雨を流すための、地面に埋まった水路、あれを覗き込むと、視力のせいでいまいちよく判別できなかったが、とりあえず、様々なゴミが、主に紙ゴミ、料金表とかレシートの類だろうか、が膨大に捨てられているのが見て取れた。前は、白米が捨てられていた。なぜだろう。理由不明だが、白米が、どちゃっと、山になってざらざらと、捨てられていたのである。引越し前で、米を使い切れず、持っていくにも重いので廃棄したとか、筋書きは考えたのだが、納得のいく解は見つからなかった。そういう私も、2回か3回か前の住処で、夏場に作り置きした味噌汁が室温で腐り、変な匂いがしたため、目の前の下水に流して遺棄した事があるので、呪い返しのようなものかもしれない。お茶がなくなったので水で出さなければいけない。水分がさっぱり足りない。そのくせ、20分置きくらいにお小水に行きたくなるのだから、寒さに反応して身体がどうかしてしまっているのではないかと不安になる。貝わさび、だったか、細切れにした貝をたこわさにしたようなものを買ってきて食べたのだが、まずくはないが美味くもない。アカニシという貝が具なのだが、これがまあ、食べ物としての旨味に決定的に欠けている。ぐにぐにするわさび風味が強い何かしらの物体、というのが正しいのではなかろうか。とにかく、なんというか、他のものとの差別点を挙げると、わさびの風味がある、それに尽きて、それしかないような気がするのである。買い物とは難しいな。遠藤周作『海と毒薬』を読み始めた。最初の数ページを読んだだけで、あ、これは面白い本だなと感得されたので、すごいなと思った。