他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

青い顎

紹興酒、塩胡椒、酢、タイム、醤油、あといくつかの調味料を混ぜた調味液に、鯖を2枚漬け込んでいた。だいたい満遍なく浸かるので、ジッパーバッグは偉大である。だいたいなので、まあ、完璧主義的浸潤に固執するのであれば、なかなか険しい道が待っていると思うが。フライパンに開けると、紹興酒のすごい匂いがした。飲まないが、使うために買ってきた紹興酒、なんだかんだ役に立っている。一瓶400円もしなかったので、使い続けてもいいかもしれない。アルコールが飛び切らないと、匂いの主張が強すぎる気がするのは問題だけれども。魚を自分で食べる事はあまりないので、おさかないっぱい食べられてよかった。魚を食べて知能が退行する事も、水銀がうんにゃらとかあれば、ありうるか。私は魚と聞くと、スーパーの鮮魚コーナーで、「ラジカセで」鳴っていた、さかなさかなさかな〜さかな〜を〜たべ〜ると〜、のあれを思い出す。ラジカセというのも、どうなのだろう、ナウなヤング達には伝わるものだろうか。そもそものナウなヤングが伝わらなさそうだけれども。世代ではない流行り言葉は、私は漫画版クレヨンしんちゃんから学んだが、今は、最前線か、そのちょっと前辺りまで絶えず歩を進める事で忙しそうではある。そんなにcutting-edgeがえらいかねえ、と私は思うのだけど。アウトプットを水で薄める事だとすると、場に出たばかりのあれこれを摂取し、そのインプットによりアウトプットを行うのであれば、1に対して、1未満の正の数を掛け続ける事になるんじゃないかしら、と考えている。全部が全部、1未満の正の数ではないだろうが。なれば、今に比べて、営為・コンテンツの総量が少なかった時代に遡り、壁に手を当てながら迷路を歩けばいつかは脱出できるという方で生きていきたくなる。分からない話ばかりしているな。だが、伝達とは情報の取捨選択ではあるからな。誰かにとっての、理解のために欠かせない部品が、送信者にとってはノイズで、ポイされてしまう事もあるだろうからな。分からない話ばっかりだな。新しく買ってきた調味料が、なんかいい感じである。青麻(ちんまー)なんちゃら、というやつ。ラージャンだったか、全く別のカテゴリだったか忘れたが、ちんまーの部分は正しい。冷蔵庫に見に行ったらラージャンだった。青花椒と青唐辛子が入った、「超めっちゃ強い柚子胡椒」の味がする。柚子胡椒が思春期に突入してギラギラし始めた、そんな味がする。今のところ、何につけても美味しい。レンジでチンした蒸し野菜ともいけた。目玉焼きともいける。これだけ舐めながら、酒を飲む事も可能ではないか。単体としての味が強烈なので、あまり繊細なものには向かないだろう。しかし、アタリの部類である事は違いない。