他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

粘棒

ちらっと見えた広告に、丸亀うどん弁当という文字があった。どういう事? 四角い弁当容器から、箸でうどんを持ち上げている画像が見えた。どういう事? 疑問が尽きない。調べた。弁当容器にうどんが入っていた。なるほど? ラーメン屋のテイクアウトやデリバリーでは、スープを入れた容器の上の方に、上手く渡るように麺が格納されたパーツがはめられるようになっている。改めて言われてみると、うどんのテイクアウトは考えた事がなかったかもしれない。卵焼きとか入ってるし。のり弁みたいな一番安くてベーシックなものが390円で、一番上が肉うどんで650円のようだ。かなりリーズナブルである。丸亀と言えばそのフットワークの軽さが強みだから、かなりの低価格から展開されているのには納得がいく。コンビニのさびしいそばとかうどんを思い出しそうな気がするが、丸亀ならば大丈夫であろう。注文していた古本が届いた。状態:可だったので、まあ触ってぼろぼろ屑が出て読みづらくなければいいか、と思っていたのだが、外箱が薄くチョコレート色になっていて、ああ、古本と言えば確かにこうだなと思い出した。昭和30年中頃の初版なので、今から、えーと、いっぱい前である。そもそも、函製の本自体、見かける事があまりないような気もしたが、講談社BOXみたいなものもある。世界なんちゃら全集とか、文学全集とか、そういうのは、どうだろう、箱に入っていただろうか。著名な人が編集責任をやっている、現代作家に古典を新訳してもらうシリーズ(絶賛続刊がいっぱいあったはず。名前は完全に忘れた)は箱に入っていたかしら。あったとて、見栄えがするだけで保管にあたっては目立ったメリットではないから、その分安くなるのであればまあいいのかな。本文の、ちょうど親指が当たるくらいのところに、ちょうど指をペロリと舐めて唾液をくっつけたような指型が見えて、これは、つまり、そういう事かもしれんなあと思った。古本の色味はカビによるものらしいから、唾液のシミの一つや二つでどうこう言っても仕方がない。ページをめくるたびに目が痒くなるのには参ったが。多分、埃か何かに目の粘膜が敏感に反応したのだと思うが。全く予期せぬ事に、配本時の年報みたいなものも入っていて、執筆者の一人がビッグネームだったので驚いた。これでまた本が一冊増えてしまったわけだが、さて、どこにどうやってしまおうか。ゴミ捨ての事も思い出した。