他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

口が開かないので

マックシェイクに、ミルキー味が出ていた。ミルキーのみならず飴全般が好きではないので試してみる必要は全くなかったのだけど、ミルキーそのものの味がしたらウケるなと思って、ナゲット15ピースと一緒に買った。帰りながら、ストローを差して飲んでみたら、笑ってしまうほどミルキーの味がそのままミルキーしていてミルキーウェイだったので、過去の記憶がフラッシュバックした。そういえば、マックシェイクがプッチンプリンとコラボした時も、シェイクMサイズの最初から最後までむっちりとプッチンプリンの味、他ならぬそれそのものが絶え間なく押し寄せてきていた。コラボというものを肯定的には評価しないものであるが、この世において、マックシェイクが何かとコラボした時は、それは、言い方は変だけれども、原作に忠実と言えるのだろう。もう一種類くらい、何かの魂を憑依させたシェイクを飲んだような気がするのだが、覚えていない。プッチンプリンは、その取り合わせの意外性だとか、味わいのやたらめったらな濃密さが鍵となって覚えている。今回もナゲットの限定ソースを試した。2年くらい皆勤賞なのではないか。こんなもんで皆勤賞取っても、マクドナルドでさえ褒めてくれるかどうか怪しい。ナゲットは、多くて一回で5ピースの摂取が限度であって、それも「肉を摂取している」という、味に関係ない事実の咀嚼なのであるから、それが3倍されたら、それは、味がする茫漠なのである。たまごタルタル、ピリ辛オニオントマトソースが今回の限定枠だった。前者は、典型的なタルタルソースを思い浮かべて、その強さを7割か6割程度まで減じたものだと思ってよい。つまり、タルタルソースらしい濃厚さとオイルっぽさがささやか過ぎるので、今回のハズレ枠とも言える。私にとっては。後者は、料理のソースみたいな感じで、ニンニクが味を支えつつ、味が去った後に感じるわずかな辛味が面白いトマトソースと言ったところ。ピザを作る時に一番最初に塗るあのソース、あれをエンパワメントしたものと言えそうである。この言葉を使う人は、概念の翻訳と自己援護を怠っているのでアヤシイと思っているのだが。なので、トマトの方が私は好きである。何かを途中までタイプすると、「オイリュトミー」という言葉が出てきたので調べてみたら、Eurhythmyというものがあるらしい。めちゃくちゃにギリシア語由来だし、なぜ頭の方だけドイツ語読みなのかも分からない。新奇な語彙をぽんぽん多産するのは、それだけ基礎語彙が蔑ろにされて顧みられていない証左だと思うのだが、どうか。