他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

星型に切った大根

性に関する本を読んでいるが、それとは関係なく、ちょっと前に、「見抜きには存在フェチが含まれるのではないか」と思った。私の中には、理由がよく分からないのだが、見抜きについて並々ならぬ感情があり、たまに見抜きという文字について考えていて、ぽろりと溢れた思いつきであった。存在フェチってすごいな、自分ではどうしようもないところに切実さがあるなと思ったが、仮説とも言えない、天ぷらを揚げていてできた天かすが、たまたま岡本太郎の横顔に似て見えたとか、そんな話である。その話で言えば、今日、でかい交差点を渡った時、そこはちょうど、ビルが取り壊されていて空が抜けている正面で、上を見て、「処女膜が付いた膣口みたいな雲があるな!」と思った。雲を見てそんな事を考えるやつがあるか、とは思ったけれど、思いついてしまったものは取り返しがつかないし、そもそもこれは本当にしょうもない、他に仕方のないものである。綺麗な泥団子を作りました、みたいな事で。喩え話を喩え話で換装するとどんどん本質から離れているようになるが、や、象徴界がそも現実界の代替であるから、そこまで遠ざかる操作ではないような。あと、「献」という字がすごい構成をしているなと考えていた。南と、犬がくっついて、どうやったら奉献や貢献や献血や献上に含まれるその字になるのかと。南を向いた犬ころが特別奉仕的であるとか聞いた覚えはないし、音はそこから来ているにしろ、無理矢理分解した要素それぞれの方向や動物の意味はどこかへ行っているものかもしれないし。献杯とかもあるな。帰り道、別段疲れるような何かがあったのではないはずだが、予定していた事を忘れていた。牛乳を買って帰り、ついでに調味料をいくつか買い足そうと考えていたのに、そう考えていた事をたった今しがた思い出した。牛乳は、あとコップ1と半分くらいしかなくて、調味料は、あるにはあるがバリエーションとしてあまり面白くないので幅を保証したいものである。冷凍のでかい肉を適当に買ってきて、冷凍庫に肉のストックを設ける作業も必要である。トマトが残っているし、卵も残っているし、明日の朝は炒り卵とトマトのヴィネガー締みたいなサラダを作ろうか。唐突に思い出したが、母がたまに作ってくれていたメニューのひとつだ。卵が入っているので好きだった。不意に思い出した割には、あのメニューの事が好きだったのかもしれない。次帰省したら、と言ってもいつになるのやらだが、作り方を聞いておこう。