他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

the hero went blurred

神林長平オーバーロードの街』を読み終わった。いつか読んでみたいと思っていたが、あんまり分厚いので積んでいたのを、なぜかこのタイミングで消化する気になり、1週間? くらいかけた。神林長平は、いつか読んでみたいと思っていた。「未来はいまだ神林長平に追いつけない」だったと思うが、西尾維新がどれかの帯を書いていて、その文句が頭にこびりついていたので、それほど言わせるとはどんなものだろうか、と覚えていた。めたくそに面白かったが、この分量でトリロジー第一作らしい。完結編が、今年の三月から連載されているそうだ。すごいな。とんでもないな。SFというくくりになってはいるが、これはそういう言葉で片付けていいものではないような気がする。強烈なリアリティ体験ではあって、そう、非現実的な事が現実に起きて、それが運び巧みに展開されて行くのは、伊坂幸太郎の『モダンタイムス』『キャプテンサンダーバード』あたりに似ている。だから、伊坂幸太郎が好きな人は、手を出してみて損はない。朝日文庫から出ているが、カバー裏のあらすじが、正直なところを言えばただそれに尽きる、ネタバレそのものなので、読み始める時にはカバーをひっぺがすのも一案である。カバー装丁がやたらかっこいいので、もったいなくはあるが。厚い本ではあったが、話の面白さの前では物量など何するものぞであり、見た目で判断するには惜しい。今度本屋で見かけたら、他にも買ってみるつもりである。人生のどこかのタイミングで、京極夏彦の本も読みたいのだが、なかなか足を滑らせる機会がない。洗濯物を干して出かけた。帰りに、路面がやたら濡れているので、私がいるところでは雨は降らなかったが、こっちでは通り雨なのか、なんなのか、があったようだ。屋根の雫びちょびちょポイント直下にあった半袖パーカーは、しぴぴぴぴと水滴を走らせるほどに濡れみずくであったが、他はなんともなかった。まるで雨などなかったかのようである。可能性としては、雨を食らったものの好天で乾いた、だろうが、乾いてしまったものが濡れていたかどうか判別する能力はないので、乾いたものとして取り扱うことにした。バナナ味の豆乳を飲み終わってしまった。おいしかった。昨日の夜に作ったお茶から、そろそろお茶パックを引き上げないと、過剰にお茶成分が出てものすごい味になってしまう。ちょっと横になっていたら、そのままずぶずぶなっていたので、頭が痛い。