他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

汗のような玉

ほとんど何も考えてない日だった。や、そもそも、最近何か考えている日があるかどうか怪しいのだが。虚無をむしゃむしゃしている。むしゃむしゃという擬音でさえ積極的過ぎるかもしれない。口の中に入れて、何も考えずに、溶けるのを待っているだけ、のような。味のないたまごぼうろを、口の中で放っておいて、溶けていくような。意味を見つけるのは苦手だ。街路樹の葉っぱがハーブのようだ。ハーブはハーブのようだが、あれがぽんと裸で置いてあったら、いい匂いのするゴミだなと思って捨ててしまうだろう。買ったハムがしょっぱかった。すげえしょっぱい。塩蔵が食べ物を長持ちさせる保存方法で、ハムがその一つだとしても、すげえしょっぱい。あと、一枚一枚がめちゃくちゃでっかい。ライフサイズのアンパンマンの顔、ほどはないだろうが、ちょっとした、中くらいのピザみたいなサイズをしている。それが、端から端まで全部しょっぱいので、しょっぱいなあと思う。冷蔵庫の奥にぶどうがあるのを忘れていた。ぶどうはうまい。うまいが、積極的に、私としては人参玉葱きのこ鶏肉にんにくのように、キッチンに常にないといけないと強迫観念的にさえ思っているものではない。あれば食うけれど、自分では食わない。そんなもの。なので忘れていた。消費期限が3日だったので、OH......と思った。形が崩れてぐずぐずにとろけていなかったので、目安で期限が切られているのはありがたいなと思う。そのせいで捨てられてしまうもろもろについても思いを馳せたり馳せなかったりする。一粒だけ、カビが生えるとはこういう事ですよ、これを知っていれば間違いありません、みたいな生え方をしていて、気持ち悪いなとは感じたけれど、指先でつまんで捨てた。戯画化したまんこみたいな形で、カビが生えていたような記憶がおぼろげにあるが、違うかもしれない。チーズも残っていて、チーズは滅多な事ではカビが生えないと思っているがどうなんだろう、あれも、朝飯の時なりなんなりに、食ってしまった方がいいだろうな。次のチーズを買ってきたままだし。毎日牛乳とチーズを食べるようにすると、寿命がいい感じにナイスになるらしいので、健康に気を使っている人は励んでみてはいかがでしょうか。どこか外国の食生活だと聞き及んでいますが。晩飯に食ったヒラメないしカレイが美味しかった。いっつも、左がどっちで右がどっち、which is whichになる。語感で覚えた気になってもダメで、やはり語呂合わせで、私がかつて開発した「獣奥義アニマルパンチ、秋はおはぎがおいしい季節」(荻と萩の区別をつけるためのやつ)くらいしなければいけない。