他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

まな板、船、皿

マンゴージュースの味を頭の中で反芻していて思い出した。イギリスで食ったマンゴーの味が、だいたいこのままだったのである。つまり、これは、マンゴー的なジュースでも、マンゴーらしいもののジュースでもなくて、マンゴーのジュースなのであった。どこか青臭くて口蓋に張り付くような味は、真ん中にめっちゃでかい種が埋まっているマンゴーの味である。めっちゃでかいは言い過ぎかもしれないが、結構割合そこそこそれなりにでかい種が埋まっている。切ってと言われて切って、真ん中で包丁が止まったのでびっくりした記憶がある。歯で果肉をこそぐと、表面が筋張っていてざらざらしているから、毛むくじゃらの動物をずぶ濡れにした、その毛並みみたいになって、少し気持ちが悪い。しかし、あのマンゴー体験を思い出した。このマンゴージュースはトルコかどっかの原産だった気がするが、思い出したもんは思い出したんである。いつか触れたような気がする、渋谷のある一角に貼ってあるエロステッカーだが、最近種類が増えた。乳のでかい女性の、パイズリを思わせるポーズのそれが、2種類くらい、貼ってある。あれを記録に残すと、別にどうにもならないと思うのだが、私は面白くて堪らないので通り過ぎるたびに探している。その付近に、玩具だとは思うのだが、中国語で書かれた、何かしらの紙幣的な紙片がばらばらと散らばっていた。Wooなんちゃらと書いてあったように覚えているが、立ち止まるにも通行人がそれなりにいたし、横断歩道を渡っている最中だったので難しかった。ピンクと紫を混合したパステルな感じの色で、しかしそんなものが散らかっていた理由はよく分からない。近所の高架下にまたエロチラシが散らばっていて、それもまたよかった。少し離れた場所で、同じくデリヘルかピンサロかのチラシがちらばっていて、それもまたよかった。できれば一枚一枚、裏表ちゃんと見たいので、私はこのために、時間停止能力が欲しいかもしれない。繁華街の外れ、あるいはあれは入り口なのかもしれない、にあった古い連れ出し出会いバーみたいなところの外装がリニューアルされていた。ミニモニか、もうちょい前かくらいの、もう年月の日に焼けたギャルの写真が勢揃いで色褪せていたのだが、二、三歩時代に遅れたようなギャルの写真に刷新、あれは刷新と言えるのだろうか、ともかくアップデートはしていた。ナウなヤングが、ああいうところや、あるいはヌード劇場みたいなところに行くのかどうか、私はよく知らない。