他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

振れ幅の保障

おそらくアークナイツのせいだと思うが、中国語への関心が一定値を突破したので、中国語入門の本を買ってきた。真面目にやるかどうかは置いておいて、どんな言語であれ、入門書を流し読みしてみるのは結構面白い。最近はそんなご丁寧なものは入っていないようだが、ゲームボーイやらDSやらのソフトに同封されていた取扱説明書が好きだった。非常におおまかな世界観説明だったり、操作説明だったり、tipsみたいなものだったりが書かれていて、攻略本もそうだが、見ているだけでも時間を潰せる。ともかく、買ってきたわけである。同じような興味を持っている人がもしかしたら、たまごボーロが突然マーブルチョコになってしまうくらいの確率でいるかもしれないので、書名を残しておくと、『チャイ語入門 李先生の中国語ライブ授業』だ。表題が中国語となっていないように、なかなかにちゃらんぽらんな教科書である事は疑いない。存在についての章で、例文が「あそこにゴキブリがいる」「どこにいるんだ!?」みたいな感じであって、雰囲気は十分伝わるだろう。一方的に新しい項目を書かれると、そうせざるを得ないところが大きいのが教科書なり入門書なりの如何ともしがたい点であって、だんだん砂を噛むような気分でげんなりしてくるものだが、この本では生徒として3人の人物が登場しており、彼らとのまさに授業として進んでいくので、無味乾燥さを抑える努力が最大限為されている。適当に開いたページの例文が「これは何ですか?」「これはカイコのさなぎです」だった。突拍子のない例文の方が覚えられるのでそういう方針にしたと前書きにあって、オーソドックスでクソ真面目で単調な教科書が苦手な私にはかなりハマった。中国語のテキストは、でっかい本棚3つ分以上あったはずだが、その中でもこんなノリの本は、多分これくらいじゃなかったか。いっぱいあるのだから、こういうのもあっていい。IH調理器の横に置いてある砂糖入れ塩入れのうち、塩入れの方が、ちょうど中身もなくなったし、最後に洗ったのがいつか分からない上に時間と油と埃が天面でダンスを踊りながらくんずほぐれつしていたので、洗った。水で濡らしてから指で撫でてみると、うっすら茶色の膜が、剥がれるでもなくネタネタニタニタと粘りついてくるばかりだったので、一日洗剤に浸けた。浸けて尚、あんまり変わらなかったわけだが。ティッシュに犠牲になってもらい、どうにかした。元から付いていた申し訳程度の水玉模様がなくなってしまったが、悲しくも何ともないのだ。