他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

belle, belle, belle lettre

さっき気が付いたのだが、中国語の挨拶として名高い「ニーハオ」は、どちらも第3声なので、元気よく高らかに溌剌とした音ではない。你好だ。中国語拼音入力のキーボードを初めて使った。大学の同期に帰国子女がいて、英語と中国語をばちばちと打鍵していたものだが、こうやって使っていたのか。便利であると同時に、あまり勉強には良くないなという便利さがある。声調の4種類を弁別していなくても、とにかく音さえ打ち込めば字が出てきてしまうので、おおよそ、字と音が感覚として対応できているくらいになったら甘えていいものだなと思う。私がそう思うだけだから、各人好きにすればいいけれど。hの音もなかなか雄弁な有気音であるからして、中国語になんとなく案内がつくようになってちゃんと聴いてみると、印象が全然違ったりするのではないか。新しい言語を勉強するのは、どうとかこうとかではなくて、脳味噌に生えたカビをむしり取るような感覚がある。すぐに生えてくるが、外気に触れたその一瞬だけ、現実を感じる。なんて面倒臭い感覚と感覚器官をしているのだろうと思うが、そうなのである。しゅうまいに大体グリーンピースが乗ってるようなものなのだ。やらなくてもいいがやりたい事が、今晩はある。書いて埋めるほどの事はない。上記の同期が、中国語は言語の中で一番、記すべき内容量に対して字面のコスパがよいと言っていたのを思い出した。そうかもしれん。