何かしらの名目が付いた日があると、それが土日とか祝日とか、都合をつけやすい日だったらいいのになあ、と思う。何をするでもないし、都合をつける必要がある用ができる事もないのに。座りが悪いというか、決まりが悪いというか。少しのむず痒さを感じる。洗濯物を干すつもりだったのが、天気がいいとはお世辞にも言えない空模様だったので明日に見送った。明日も悪かったら、バスタオルや下着の総数からして矢が降ろうが鉄砲が降ろうが部屋干ししなければならない。シーツや毛布も洗いたいのだが、どうにもタイミングが巡ってこない。買ってきた横溝正史の本は読み終わった。淋漓と汗が噴き出すとか、読みながらしばしば辞書を引いたものである。こういう、何と言うのがいいのか、一本筋が通った、しゃんとして肉付きの良い文章が読んでいて楽しい。私が近年の本をあまり繰る事がないのはそれがないからであるが、何が違うのだろうな。持って帰ったまま開封していなかったスキャナを、やっと使った。これも随分と放置していた。３万円とそこらしたはずなのだが、すげえ使いづらかった。400dpiでやるとスキャンは早いが画質はそこそこお粗末で、600dpiだと画質はいいのだけどスキャンがのろのろしている。紙送りがかなりまずくて、ガイドはあるのだが、手で補助してやらないとだんだん傾いて読み込みが斜めになってくる。値段は品質に直結するというか、十何万とか二十何万とかする、あのずんぐりして背の高いオフィス用スキャナプリンタ複合機は、適当に突っ込んでも読み込みはビッとしているし、300dpiでもかなり実用に耐える画質になるし、印刷も文句なしと、かかるコストに対して嘘を吐かない。それなりの質と、膨大な量とが求められるOA機器かくあるべしである。家庭用なので文句を言っても仕方ないけれど。工程の中で必ず挟まってくる、しかもその回数が多いところには、惜しみなく金を使って、意識を逸らすストレスを最小限に抑えるべきであるという経営訓みたいなものだろうか。久しぶりにOCRを使ったが、まだまだ合格点を出せる精度ではなかった。高いソフトとかを買えば、ほとんど手直し無しでワードに書き出したりできるのかもしれない、のか？ トンチキ文字列にならないのだろうか。Googleの音声入力はそこそこの精度だったと記憶しているが、絶対手で打った方が、色んな面でいいだろと思う。後から買ってきたコチュジャンの方が、味が落ち着いていて風味があるので好きだった。
