他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

清潔な衣服

土日のどっちだったか、雨が降っている日に、すげえいいセンスだなと思う傘を差している人がいた。ジップロックの傘だった。ジップロックを傘のデザインモチーフにしようと、人生でゆめにも思わなかったが、それは確かにジップロックの傘だった。Ziplocのロゴと、ラベルを書ける白いところには走り書きみたいな文字列と、それからここが一番よかったポイントだが、ジップロックのジッパー部分、あそこの赤と青のラインが傘の円周をぐるりと走っていて、傘のビニールっぽさと、オリジナルのそれの記憶と融合し、ハイセンスな逸品になっていた。今調べてみたら、使用済みのジップロック製品をリサイクルして、各種プラスチック製品に変換する事業の一環らしい。シェアなんちゃらの一形態らしいので、差したければ私もジップロック傘を差せる。でも、あれは自分で差すものではない。出オチとまで言っていいが、しかしデザインは素晴らしい。デザインはビームスらしい。割と人格に難ありの言を避け難いかつての同級生が心酔していたブランドである、との記憶しかない。ジップロックで水着を作ったら面白くならないだろうか。また家に本が増えた。文庫ではなく、辞書みたいなでっかいやつが、しかも二分冊なのでどこに置けばいいのか分からない。本格的に本が溢れ流れて久しいが、一体どうすればいいのだろうか。息をするように本が増える。毎日コンビニでコーヒーを買って職場に歩いて行く人も、もしかするとこんな気持ちなのだろうか。部屋の色んなものの可動域が制限されてきて、差し当たりは掃除機が出せなくなっているのを解決せねばならない。