他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

同じところをぐるぐる回っている

エロ事師たち』を読み直し始めた。持っている本の中でも有数に草臥れた本であり(これで「くたびれた」なのか)、買ってから日が浅いはずなのだが、それほど連れ回しただろうか。最前に読み終わった藤枝静男随筆集には、音読して滑らかに意味の通じない文章は書かないようにしてきた、とあったが、野坂昭如のこれは、全編通して音読したくなる文章である。前も言ったが、内容は下品なのに、それを感じさせないあけすけさというのか、あっけらかんとした乾いた感じというのか、これは他に類が無い。内容は本当に下品だが。これが学校の図書室に置いてあったら、司書の先生には敬意を払った方がよい。そして、置いてあったら読むのがいい。これは単独峰の経験になるだろう。開いてないだろうな、と思って米屋に行ったら開いてなかった。しかも明日が祝日だという事を今日知ったので、明日も米屋は開いてないだろう。すると、火曜日まで食いつなぐ主食的な何かが必要で、それゆえ帰りにパン屋で食パンとか何とかを買ってきた。明日と、火曜日の朝はどうにかなるはずである。ダブルクリームコロネみたいなのと、さつまいももっちりパンみたいなのは今日食べたが、美味しかった。しかし、思い返すとあれだな。個人経営のパン屋の方が、値段が安くて性に合うものが多かったな。ものすごく適当に分けると、経済感覚にはスーパー型とコンビニ型があって、私は前者である。ずっと。しかし、これはスーパー型の感覚を経験した事がなければ説得できないものである気がする。いつも使っているカバンを、明日の洗濯に合わせて洗う。初めて洗う。今まで洗った事はない。絶対にないと言えるくらいない。雨に濡れた事はあるが洗った事はない。色んなところに一緒に行った。ゴミ捨てや、ハガキを出しに行く程度の外出以外、必ずかけて出かけているのではないか。いつも脇に抱えるようにするから、口のところの布が擦れて真っ白になっていたのだが、シャワーで軽く前洗いをするために濡らしたら、目の錯覚かと思うくらい色が戻った。染料ってそういうところがあるのだろうか。奥の方にいた色味が浮き上がってきた、とか? 分からん。綺麗になるといいですね。