他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

だから

もう上着はいらないのではないか。あってもいいが、なくてもいい気温だった。春だから、で許される行為の範囲は、どこからどこまでなのだろう。あるいは、今は、春だから、なんていい加減でおおらかな、良くも悪くもある尺度は居場所がなくて、春だろうがなんだろうがダメなもんはダメ、な感じなのだろうか。まあ、春だから、が許されるなら、夏だから秋だから冬だからが許される事になる。暑いから、空気が乾燥しているから、木が葉を落とすから、寒いから、雪が降るから、霜が降りるから、……。酒が呑めるぞ、のあの歌と変わらなくなってくる。根本にあるのは、あれと同じような、かわいらしい、人間的な転倒だとは思う。『エロ事師たち』をまた読み終わったが、これは本当にいい本である。誰が何と言おうと、私にとっては燦然と輝く素晴らしい本だ。ある点において、これを凌ぐ本はないだろう。でも、今日も量は書けないな。春だからか?