他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

小半斤

台湾で出ている、見知ってはいるけれど飲んだ事はなかった缶飲料を飲んだ。ココナッツジュースらしかったが、味が薄いしそこそこ生臭いので私は好かなかった。ただ、この希釈したようなココナッツの匂いに、一口目で、昔乗った、父方の実家の乗用車を思い出した。あれと同じ匂いがした。カー用品には、上の方のハンドル(あの部位の正確な名称を知らない)とかにぶらさげておく香り系のアイテムがあって、それの匂いだったのかもしれない。思い出さなくてもいい事を思い出した。髪を切った。変な時間に行ったので他に誰もいなかった。面白くないラジオが流れていた。ある程度affirmativeな評価が多数だからそのプログラムが流れているのだろうが。今日切ってくれた人は、いい感じに梳いてくれた。髪の量が多い。散髪に行くたびに思う。でも額は上がった気がする。よく見てないので気のせいかもしれない。プレゼントにヨシタケシンスケの本を買って、贈る前に一応、私も買った身分だし読んでおこうと思って読んだら、泣いた。泣くという行為よりは、涙が出たという方が正確なのだが、物体としてここまで押し出される感覚がある涙は年単位で数えなければならないくらいぶりで、なんで泣いたのか分からなかった。『あるかしら書店』はめちゃくちゃ面白いので、自分用も買うつもりでいる。情緒不安定なのだろうか。何か強烈に感じ入るところがあったのか。しかし、ヨシタケシンスケの本は、子供向けの雰囲気ではあるが、大人が読んだ方が面白い可能性も十分ある。年始くらいに書いた気がするが、いい絵本は年食った今読み直しても面白いのだ。そこでも結局本なのか。無印のぐりとぐらはとても面白い結末だったし、今日行った本屋では売り切れていた。愛され続ける、という言葉は、ひとまず、絵本のためにあるのではなかろうか。