他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

熱に沈められて

洗濯物を取り込みに窓を開けたら、空気がきゅっとしていた。また少し、冬の方に向けて後退りしたようだ。ばちっとした、さあ、もうこれが春でっせ、みたいにはなかなかならない。春というのは、こんな風に、春と冬の混ぜ物みたいな季節だっただろうか。そうだったかも。夏と冬はだいたいモノトーンだ。秋はそもそもの存在感に疑問符がつくところであるから、もしかすると、日本の四季というのは、夏と冬の濃度を指定するだけで、全てを定義できるのかもしれない。じゃあもう四季ではない気がするが。人との約束を忘れていた。完全に。というか明日だと思っていた。リモートで解決する用事だったのでまだよかった。気心の知れた相手ではあるし。ルーチン以外は、Macのカレンダー機能に入力する事にした。今回はなぜか入力していなかった。一度何かで取り消しがあったから、それに巻き込まれたのかもしれない。私は、定常性か、バス停を毎日1mmずつ動かすか、その辺りが好きらしい。ちょうどいい中国語の中級程度の本ないのかな、と思って探して、『すらすらさくさく中国語中級ドリル1000』を買った。語学における中級と上級の狭間は曖昧である。英語が話せるのと英語で話せるのとが違うみたいなもんか。自然な構造として出てこないだろこんなもん、というのに衝突するのが、母語以外の言語と戯れる意義のひとつであるというのが私の意見だ。英語だとピンからキリまで、10トントラックで捨てるほどあるが、そうでない言語だと信頼できる出版社を見つけるのがひとつの手がかりであるようだ。ロシア語だとナウカ、ドイツ語だと郁文堂、とか。中国語は東方書店が強い、っぽい。フランス語の辞書は、フランス語に明るい人から、ラルースを使いなさい、と教わった。あれが正解なんですって。こういう持って行きようのない知識ばかり覚えているな。