他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

wonder to live

どうせやる事もないし、散歩ついでにパンを買いに行った。溜まっていた牛乳パックや食品トレーもリサイクルに出した。冷蔵庫の中に、いつ買ったか忘れた、買った時にすでにおつとめ品だったりんごがまだ残っている。痛んだところからやばくなっていたような、最後の方に手をつけようと思って結局手をつけないまま放っているりんご達がいる。りんごは一定時間が経つと物体として熟成を始めるのか、庫内に不思議な臭気、ガス的なものが充満している。おそらくりんごから発された存在のエキスだと思われる。まだ悪臭ではない。ワックスとりんご果汁を混ぜたような、少しだけ甘ったるい匂いだ。匂いに敏感な食品には簡単に移るらしく、牛乳が少しだけ、その気配の味がする。そもそも牛乳って匂いが移りやすい食べ物だったかどうかについては不明である。そんな気がする、というだけの話で。パン屋に行ったら、店の中で、と言っても大変狭いので、ちょっとした玄関くらいなものだが、パンを食べている人がいた。右手にパンが並んでいるので、左手にさっぱり意識を向けた事がなかったのだが、そっちにはイートインスペースがあったのだった。本当に知らなかった。こぢんまりした机と椅子が2セット、全面鏡張りの壁に向かって置いてあった。どこを見ても自分が飲食する様子が反射してくるというのは落ち着かないと思うのだが、あの壁面鏡張りにはどういう理由があるのだろうか。店内を明るく、広く見せるというレイアウト上の理由か。確かに、この前行った中華の店は、地下で若干手狭だったが、至る所と柱が鏡張りなので、広く感じた。どこが虚でない、実の空間なのかが分かりにくくて、非常に歩きにくかったという甚大なデメリットもあったけれど。ゴールデンウィークだからなのか、それとも曜日サービスなのか、後者だったような気がするが、菓子パンが全品20円引きくらいになっていた。気に入っている、紫芋パイスティックみたいなのと、チーズケーキみたいなパンと、焼きチーズパンと、適当に買った。1000円しないくらいの会計だった。いつ行っても同じおばちゃんが出てくるので、あの人が一人で回しているのかもしれない。一人でパン屋を回せるのかどうか知らないが。午前中だけ、調理スタッフを雇っているなどもありえる。パンは変わらずうまかった。まず間違いなく個人経営のパン屋だと思うが、値段は良心的だし味はいいし、あのパン屋は好きだ。