他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

分売

なんだか目がパチパチする。寝不足か寝過ぎか眼精疲労か、どれを選ぼうか迷っていたが、五月頭くらいに花粉症が来た、と言った人がいて、あぁ、これって花粉症のそれだったかもしれないと気付いた。三月下旬くらいに一回来て、これで今シーズンはもうおしまい、サイナラ、と安心していた。が、そういえば花粉は一年中飛んでいて、陰に陽に飛ぶ種類が変わっているだけなのである。で、私の身体に喧嘩を売る種類のものが、春先だけではなかったという話なのであろう。ついでに、窓を開けても暑い。外気を取り入れたところで、風が吹かなければ涼しくは感じないという事実を再び確認する事になった。自律神経は大丈夫だろうか。彼(または彼女、あるいは……例えば英米圏だとNSの人物にどの人称代名詞を当てるのだろう)もゴールデンウィーク休暇を満喫しただろうか。私は特に何もしなかった。どうせ何もしないだろうなと思っていたが、予期していた以上に何もしなかった。何かする方が珍しいのである。『日本三文オペラ』を読み返し終わった。素晴らしい本である。そして、開高健の本を感嘆して読むという事は、精神状態があまり良くない証左である事も、さっき皿を洗いながら分かった。そういえばそうなのだ。でもこれは好きな本だ。棺桶に入れてほしいとか言おうと思ったが、今の時代は別に火葬だけではない。ぺたんこにして乾燥させて、家の壁に塗りこめる葬とかあってもいいと思うのだけど。まだ元気に存命中だが、骨壷だけ先に買ってあるという人がいた。なぜか値段の話をしてきて、いい値段だと言うくせに肝心の額面は教えてくれなかった。何なのだろう。そういや、私が死んだら、父母どちらの家系の墓に入るのだろう。今の時代、家系の墓がちゃんと分かってる人はどれくらいいるんだろう。墓参りに行く時のやつとは違うのか。人が死んだらどこから坊主を呼んで教を読んでもらえばいいのか。知らん事ばっかりだ。死んだ後もそうかもしれん。