他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

思ったより普通ですね

チンカスを「亀頭を暖めるショール」であるとか、女性の下腹部に小便を拭いたトイレットペーパーが残っているのを「名残雪」であるとか、詩情溢れる表現で描写してみてもいいのではないかと思ったが、する理由が全くないので別にいいかという結論に至った。私の人生はこんな事を考えている場合なのだろうか。少し前、地雷系女子の素人ハメ撮りを見て、地雷系と書いてあるし確かに地雷系っぽいな、と確認しながら見ていたが、下着を脱がせたところで、上記のまさに、小便を拭いた時の跡、股のところにべったりトイレットペーパーがくっついていて、私は「ガーン」と衝撃を受けた。差し当たり今年のTOP3に入るくらいのショックであった。その光景と地雷系という言葉が奇妙にしかししっかりとした親和性を持って接続されたのだ。リスカ跡よりも、ずっと迫るものがあった。新しい洗濯機が来た。サイズ的に入らない確率が20%くらいあったので、いや、場所も設置するものも決まっているのだからそこに確率など発生しないのだが気持ちとして、大丈夫かしら、と思ったが、ほぼぴったりに収まった。売り場で一番横幅がちっこいやつだったから、びびっておいてよかったというわけだ。本当はもう少し大きいのでも入りそうなのだけど、床に埋まっている排水栓が横1/3あたりにあって、横幅がそこを超過できないのである。業者の人が家に来て、あれよあれよという間に搬出されてしまったから、旧機体に別れを告げるのを忘れていた。実家の、地デジでないテレビを捨てる時も同じ気持ちだったような気がする。おそらく寿命だろうから、分解されてレアメタル(入ってんのか?)と金属資源に分けられて世の中のどこかを回るのであろう。新しい洗濯槽は金属光沢があってぴかぴかしている。汗と垢と脂と水と体液と洗剤に塗れた洗濯槽は赤っぽい灰色みたいな、埃とカビの融合体みたいな色だった。洗浄液で漬けたりなんたりしてみたが、数%も薬効があったか怪しいもので、ああいうのは日頃から心掛けておくものに違いない。古いのをどかした後、掃除するならどうぞ、こういう時しか掃除できませんし、と言われて、まあそれもそうかと、綺麗にしたいという気持ちよりはもったいない精神で、フロアワイパー用のシートでごしごしやった。埃とカビと水垢と、なんか諸々が薄膜になっているらしかった。油虫のひとつやふたつくたばっているかと身構えていたけれど、ひらたく平和であった。