なんだかとても眠い。象徴としての脳味噌、頭の中が、揮発して家出する時期らしい。何をするにも意識が散って仕方ない。新築工事は留め具を打ったり何かしらの取り付けをしたりで物音がしていた。たった二日見なかっただけで家の素組みたいなものが敷地にできていたのだから、建築とはすごいものだなと思ったのが数日前の事だ。どの不動産広告もそうだろうが、なんかよさそうな事が書いてあるが、立地はともかくとして、少し変な形の土地だから、分かりやすくすぱっとした間取りにはならないのではないかと勝手に想像している。少なくとも庭はないだろう。とても眠い。髪を切ろう。しかしいつ切るか。今月末に切るくらいがちょうどいいと思うが、それだと遅過ぎる気もする。髪の毛にも、もうこの辺でいいです、止まれボタンが欲しい。眠い以外に書く事がなくなってきた。眠いのだ。このあったかいクリームに連れ去られるような眠気。まだ早朝は寒い。タオルケットの出番はまだだ。予報ほど雨が降っているわけではない。曇っているが。捨てるべきゴミが溜まっている。牛乳を注いだコップの中で何かしらの種類のハエが死んでいた。
