他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

間口借り

舞城王太郎煙か土か食い物』を読み終わった。タイトルはそういう意味だったのか。終盤で、あれ、この本読んだ事あるかな、と思ったけど、是非は分からない。20歳前後の私が読んでいる可能性がゼロではなく、私が読んだ内容を片っ端から忘れるすっとこどっこいでもあるため、ないではない。これがデビュー作だと言われたら黙って頭を垂れるしかない、そんな本だった。すごいぜ。この前本屋をふらふらしていたら、短篇七芒星が新刊のところにあった。五芒星はいつか読んだ(そして何も覚えていない)けれど、これはもしかして素数でシリーズが増えていくのかしら、と想像する。至近の工事が佳境に入ったらしくて、人の出入りが多くていやだった。多分、人の会話が聞こえてしまう事自体、なんかいやなのだ。親子丼の宇宙における意味論とかだと聞いてしまうかもしれない。唾がずっと苦い気がする。便は正常に戻ったが、処方された薬は飲み切るように言われたのでまだ飲んでいる。唾液のそれは薬のせいだろうか。象徴的にゲロしてるようなもんかな。どうもぼーっとしてしまうので、『ぷりぷり県』を読み返し始めてしまった。私は人生のこれからも、どうでもいい瞬間の連続に耐えられない時は、ぷりぷり県を読み返すのかもしれない。雨が降って、土の匂いが湿気に抱かれて煙っていた。