鶏肉での食中毒をやってから、怖くなったのか、鶏肉を切る時は、お掃除用に買ったビニルの手袋を着けてやっている。生肉のぬたぬたした感触が伝わってこないのは、安心するような、本当にこれで大丈夫なのかと思ってしまうような。今日買った鶏肉は、外国産の安いやつで、脂のつき方があまりよろしくない。よろしくないというのは、黄色い脂が皮の後ろにべったりへばりついていて、見目気持ちともによろしくないの意味である。今日も死体みたいな日だった。今月後半に向けていくつか予定の調整をしたが、なぜかそこはちょっと忙しい、あるいは、普段に比べて予定が多い。普段は０だが、５つくらいある。あんまり多いと疲れちゃうのよね。ハンドクリームの缶がすっからかん（駄洒落ではない、念の為、と指摘すると途端に駄洒落みたいに聞こえるので、そうなってしまう言葉遣いを避けるべきである）になって、外に出るたびに薬局に寄るのを忘れているので、早く補充しないと私の手が荒れてしまう。夏場なのでそれほどひどくはないが、ダメージはないに越した事はない。本屋に行って、ぱらぱらとまた本を買ってしまった。ずっと、いつか買うんだろうなと思っていた岩波の開高健短編選を買ってしまった。欲しかったが、手元にない方がいいのではないかと思えて買っていなかった。あとは、ふらふらと適当に買った。私が新刊コーナーにそそられる日は来るのだろうか。スーパーカップのチョコチップが食べたかった。あの、どこがチョコチップなのか正座して説明してみなさい、と言いたくなる、ダークマターみたいなそれを噛み潰したくて堪らなかったからだが、置いてなかった。仕方なく、チョコミントとクッキー＆チーズ？ の２つを買った。私は比較的、チョコミントは好きである。食べ物感が乏しい味なので、食べているはずなのに実態のある実感を覚えられない、というところが面白くて好きなのかもしれない。あと、単純に緑色が好きなので、大概のチョコミントは緑色だから、という理由もある。チョコはチョコ色だから仕方がないが、別にチョコミントのミント部分を重視して緑色に染めなくてもよいのでは、と考えている。チョコミントはさまざまな観点から食べ物としての地位を否定されているが、ひとつにはそのアンナチュラルな色相が災いしている事は疑いを容れない。もうちょっとほうれんそうグリーンとかきゅうりグリーンな感じにすればいいと思うのだけど、何がそれを許さないのかしら。
