昨日に引き続きつるむらさきのレポートだが、案内通り湯に潜らせてから水に浸けてしばらく置き、しぼってから使ってみた。あんまり変わらなかった。草っぽい青臭さは若干減ったが、これはもう内在的なものらしく、絞った汁はゆるいローションくらいのとろみがあって、炒めて食べたが草っぽい青臭さと滲み出るぬるぬるした感じが変わらなかった。ほうれん草系の葉物を食べているはずなのだが、なんだかオクラを噛み締めているような、そんな感覚になる。世の中には色んな食べ物があるんだね！ 一日中雨が降っていた。梅雨と夏の一部が入れ替わったのではないか、との言を見て、なるほどそれその通りだなと思った。ここ数日、アリストファネスが21世紀に生きていたらなあ、と願っている。それとも、この世の方がアリストファネスに近付いているのか。まあしかし、喜劇にしては笑えない。詩もないし。散文にもならない支離滅裂があるばかりだ。湿気がすごい。
