他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

異質物回収センター

雨が降っていた。ほぼ一日中降っていた。もし空の蛇口に水道代がかかるとして、こんなに出しっぱなしにしたら支払いが大変な事になるよ? と心配になってしまうくらいずっと降っていたしすげえ量降っていた。私が外に出る時はびったんびったんに降っていて、靴が2分くらいでずぶずぶになった。こういう時、人生でも有数の最悪な気持ちになるので、長靴か、厨房で使うゴム靴が欲しいなあ、と思う。長靴というのは、人生においてあれば嬉しいけど別になくてもいいものベスト10を選ぶ時にランクインしてくる可能性がある絶妙な実用性と必要性のアイテムである。缶切りといい勝負である。一応、てこの原理のものと、上下を刃付きの歯車で挟んで回転させるマイナーなタイプの方と、大抵の缶切りで缶を切る事ができるが、缶切りを渡しても、一体何をさせられるのか分からない人もいる。RPG序盤の弱い武器くらいにしか思えないのではないか、あの形は。ある言葉が十二分に普及すると、元々の意味を擁する別の言葉が必要になるんじゃないか、と思う場面が多々ある。乗っ取られているわけだ。ずくずくになった靴に、捨てていなかった選挙公報を丸めて突っ込んで置いているが、明日の朝までに乾いているのを期待するのは無謀だろうなあ。あと一足くらい、靴を持っていてもいいのかもしれない。人にペットボトルのジャスミン茶をもらった。私の頭の中で、ジャスミン茶の匂いは、理由不明なのだが「家」とか「建材」とかと結びついていて、飲むと家とか建材が情報として脳に広がり、飲食という行為として捉えられない。人生のどこかの時点で過ごした環境がこんな匂いだったのかもしれないし、匂い言語というものが実は既に存在するのだとしたら、それとこれがかく対応しているのだろう。湿気とカビ臭さで鼻炎っぽい。