他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

爪を切りたくなるが切るほどではない長さ

一日、ずっとやたら暑かった。暑い、もうやだ、やだやだ〜と駄々をこねたくなる暑さではなくて、意識の水面に顔の上の方だけ出して、ね、暑い、暑いよね、ふふふ、分かるよ、暑い暑い、と語りかけてくるようなそんな暑さだった。エアコンを止めるとぬらっと熱が肌を撫でてくる。難しい天気だ。連絡が取れなかった友人からメールが来た。よかった。何もしない一日だった。工事の音が聞こえた。屋根がついたのは見たが、外壁は運搬用の保護シートみたいなのを貼ったままで、まだ茶色くて未完成に見える。お披露目になったら、一斉にあれをべりべりひっぱがすのだろうか。気持ちよさそうなので、私も1枚くらいご相伴にあずかってぺりぺりしたい。人は、一生のうちに、一体何枚の保護シートを剥がすのだろう。無限プチプチや無限枝豆が発売されているのだから、無限保護シートぺりぺりもあってよさそうなものだが、ないのだろうか。検索したけどなかった。保護シートは貼ってあるから保護シートなのであって、いくら無限構造を設計されたところで、一度剥がしてしまえばそれそのものではなくなるとか、そんな理由なのだろうか。あるいは、まだ思いついた事がないのか。他にも、無限「店頭に並んでる水煮ヤングコーンを潰す」とか、無限「店頭に並んでるうずら卵の水煮を潰す」とかがあってもよい。無限パンスト破きもいいな。いや、この辺はやったらダメだから発売されてないだけかもしれないな。代替とはいえ、与えられると本物を望む。その憧憬の熱に耐え切るか燃え尽きるか、その人の資質が問われる。しかし、冷房をつけるとそれはそれで冷たい。難しい天気だ。