他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

超分離金属

やらなならん事を終わらせていた。終わったかどうかは分からん。ここ2、3日くらい、疲れて外で適当な飯を食ってくるので金を使っている。キルミーベイベーの新刊が出たらしい。あれはギャグ漫画というか、人がどう死ぬかの思考実験みたいになっていると思う。帰ってきたら買うつもりだ。私は引っ越しと、旅行前の荷造りが一番嫌いだ。生活が、だらだらこなしているだけで過ぎ去っていかない環境に移るのだと考えると、それだけで凹む。凹むは漢字なので文章の外観を損なわないと言いたいところだが、どうにも記号だと思っていた子供の頃の観念が抜けない。凸もそうだ。君ら、本当に漢字なの? 自信が無いので中国語辞典を引いたら、ちゃんと拼音もあった。漢字である。ちゃんと君たちの事を漢字として見ようと思う。日本語はアホほど無節操、あるいは柔軟なので、普段書く文章でさえ3種類の文字が混淆しているわけだけれど、それゆえに、大体の言語については見た瞬間に文字として分かるというか、文字と記号の区別があるような気がして、その合間で四肢を突っ張ってこちらを見ている凸と凹については、どういう気持ちで臨めばよいのか。旅行が嫌いな理由はもうひとつあって、何か本を持っていったとして、あぁ、あの本も持ってくればよかったといって、交換できないからである。実際、出先でそれほど本を読んだ事はないわけだが、それでもなんとなく、お守りみたいなものとして、それかもはや身体に同化したものとして持って行っている。ないと身体のバランスが、崩れる気がする。ちょっとふらっとするのだ。髪を切りに行った。髪を切らなければ/切りたいゲージが70%くらいで、少し早かったが、しばらくそんな事を考えたくなくなるので先に切った。店長だったような気がする人に当たった。カットが終わった後、髪硬いね、前も言ったかもしれないけど、いや、ハリがあるのかな、と言われた。髪を掻いた時、たまに手の平に浅く刺さって抜けてくる事があるのだ、と伝えたら、嘘でしょ、的なリアクションをされたが、私はこういう時、「ここで嘘ついてどうするんですか」と言える時は言う事にしている。今日は言わなかったが。事実なのだが。代金を払う時、諸々の所作から、あぁ、私は客の一人として、なんとなくdistinguishされて認知されているのだな、と思った。私以外、だいたい40を越えたおじさまばっかりの店だから、浮いているのだろう。なんとなく、雰囲気が好きだから行っている。私の人生を動かすのは、だいたい「なんとなく」だ。