布丁

雲一つない青空というのは目安で、本当に雲一つないわけではないのだろうと想像している。だからあれは厳密には、雲一つないように見えるくらい雲がなくてよく晴れた空と言うのがよいのだろうけれど、長すぎるしそんな事を言っていたら雲のひとひらふたひらでも散らばってしまいそうである。眠気に見舞われた時にどうすればいいのか、いつも考えるのだが、近年はすけべな事を考えるようにしている。特に理由はないつもりだったけれど、三大欲求のうちふたつがここで相争っているわけで、適当に取り出したるわりには理にかなった部分があったのかもしれないしなかったのかもしれないし。私は眠気に対してすけべをぶつけていて、人によっては食い気、なんか美味しそうなものでも想像している可能性がある。しかし、性欲なり食欲なりが満たされると眠気が生じるわけで、それで起きたら腹が空いたりムラムラしたりするわけで、人間の欲求を小さなサイクルで巡らせようと思うとこんなに簡単にできてしまうんだな。人によく言っている事に、「尿は空気に触れると匂いが出るから飲みづらいのであって、空気に触れないように飲めば飲みやすいのである」があるが、言ってばかりで実践した事がないので、人生で一回くらいはやっておいた方がいいのかなあ、と思う箱に入っている。うんこはあまり噛むと匂いがきつくなるのでほどほどのところで飲み込むのがよいというのも同じ箱に入っている。積極的にやる理由もないが、積極的にやらない理由もそういえば別にあるわけではないので、やるかやらないかで言えば、どっちがいいかと言えば、うーん、どっちなんだろうな。うまそうなうんこの色について考えた事は、例えばない。