他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

門のない門番

頭がぎゅるぎゅるする日だった。気圧がめっきり変わったので、それを受けたのかもしれない、あるいは、単に気が抜けて、ぺしゃんこの風船みたいになったのかもしれない。人を待ち受けなければならないのだが、いつどこで待ち受ければいいのか分からないのでふらふらしている。石鹸はすごいという話を聞いた。手洗いはやはり低次元の対策であるがゆえに強烈なのである。おをつけると途端にトイレになるのが短所なくらいではないか。本当に最近は人間としてダメだ。溶けている。融溶している。高いアイスを食べるとうまい。できるだけ人と話したくないという気持ちがある。部屋でどろどろに正体を失っている方が好きなんじゃないかと思う。どこにも挿せない電気スタンドが置いてある。なぜあるのか分からない。近くのタンスの裏、他、どこにもコンセントはない。ただ尻尾を垂れているだけだ。何をしに来たのだ、君は。