他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

ハンドスチーム

ちょっと暑い日だったような気がする。途中で気絶していたのではっきりとは覚えていない。眠るのとは違う、意識が一コマ後に滑落しているような、崖からすとんと消えたような、青くて灰色の感覚を伴う意識の手放し方がある。これをやるととにかくその後気分が優れない、油の足りない扉を引っ張り続けているようになるのでできるだけやらないようにしているのだが、隠し穴がごとく、忘れた頃にそうなるので如何ともし難い。そして残念なことに、中断を強いられて困るようなこともしていないので、別に構わないのが残念と言えば残念かもしれない。雨が降っている時の音と、建物の壁だか物干し竿だか知らないが、家屋のどこかがおそらく寒暖差で立てる音とはほとんど同じで、今雨が降っている、いるのかもしれないと思う。洗濯物を干していようといまいと。痴人の愛を昨日くらいに読み終わったけれど、文学的な衝撃というか感動というかは感じなかった。あぁ、ここにもまた一人、ちんぽの奴隷がおるな、という感じだった。解説を読んで、そういうことなんかいなと思いはしたが、だからどうというのはなく、一冊の小説以上でも以下でもなかった。