他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

マザーグースカピー

台風がほよほよと立ち消えになり、これは随分と気持ちの良い洗濯日和、あるいは秋風に吹かれるすんやりとした日々、ようこそようこそと思っていたのに、今度は別の台風が生を受けたせいというかおかげというか、だらだらじとじととした雨が途切れなく降っていて、これは言うなればそう、よだれのような雨である。弟の誕生日プレゼントをどうするか電話で相談し、私が決めることになった。シェフの気まぐれサラダみたいなもんだ、と言ったら納得された。私に決定権を委ねられるほど、想像力が育ったのか、単純に私が変なもん送ってこないだろうという安心なのか。プレゼントに対して具体的な欲求が形を取らないこともあるようになった時、人は成長しているのかもしれない。してないかもしれないが。日が落ちるのが早くなっている。寒いのもいやだが、冬のじとっとした暗さもあまり好きではない。裏地に銀の折り紙でも張り込めばいいのに。銀幕とか梨園とか花柳界とか、これはeuphemismになるのか。おならについて、あら失礼、肛門を爽やかな春風が通り抜けていったようですね、とか言わない。言わなくていいからだろう。変な眠りの日だったから、頭がまだぽーっとする。雨の日ははっきり調子が悪いから、低気圧のせいにしておこう。