他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

ねんがっぴ

頭の中で、音のしないクラクションを爆裂に鳴らして猛スピードでパレード車が走り去っていくような日だった。無臭タイプの洗剤を水に溶かしたような。言葉が、頭の中で急速に後退していった。多分、向こうのほうでキャンプファイヤーでもしているのだと思う。キャンプファイヤーなど、最後にしたのはいつだ。中学の時に野外活動があったはずで、そこでしたと思うのだが、それについての記憶が微塵も残っていない。毎年年始に初詣に行く神社は、参道脇の広場ででっかい焚き火をしていて、キャンプファイヤーをでっかい焚き火だと捉えるとあれがそうである。しかし、キャンプファイヤーはどこからどこまでキャンプファイヤーなのだろうか。近年ソロキャンプが流行っているが(流行っているというか今までやっていた人がキャンプブームに伴って認知されただけかもしれないけれど)、ひとりぽつねんと焚いている火は、字義的に言えばキャンプファイヤーになりそうだが、大人数で囲むでっかい篝火でなければキャンプファイヤーではないのだろうか。まだキャンプファイヤーの周りで歌われたことがない曲ってどれくらいあるのかしら。千、二千で効くのかしら。部屋の端にすぐ髪の毛が吹き溜まって汚くなる。汚という漢字が与える汚さは、さんずいから来るのか、右側のよく知らない形から、あるいは総体が感じさせるものなのか。