他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

それほどそんなに言うなら

人格の放散が起きていて、生きてるのか死んでるのか分からなかった。手荒れの治りが遅い。冬だから、乾燥しているから、という言い訳の時期なのか。事実だけど。洗濯物が乾いたのか乾いてないのかよく分からない。天気の都合で量が詰まっていたので、それもあると思うけれど。もう開かなくなった英和辞典みたいな。流しの下で人知れず腐っている野菜くずみたいな。冷蔵庫の中でなんだか酸っぱい匂いがするので元凶を探してみたら、完全に存在を忘れていた、正確にはたまに目に入るけど凍っているものとして安全、ノーカウントとしていたニンジンが腐っていた。冷蔵庫の閉鎖環境の中で一回凍結してしまい、それが溶けてから、まあ害はなかろうと放っておいたら着実にカビて腐っていた。静かに、刺激しないように摘出したら、ぱふぁ、と白カビが散った。討伐された魔物が、ゲームシステムに従って消失する時のようだった。あぁ、と思って、濡らしてアルコールを吹きかけたキッチンペーパーで拭き清めた。これでどれくらいの辻褄が合うのかは知らないけれど。とにかく身体感覚の主権がどこに行ったのか分からない。先知れぬもにょもにょした感じは、数を3までしか数えられない、みたいな感覚だ。3歩進んだら、元のところにいる。進まないし戻らないし、足が動き回る範囲で、自分の墓穴をゆっくりと掘っているような。もう埋まってんのか。