他愛がない

日記が置いてあります。タイトルと中身はあまり関係ありません。短編小説も書いてます(https://kakuyomu.jp/users/mezounagi/works)。 twitter:@mezounagi mail:mezounagi★outlook.jp(★→@)

む、む、む、

昨日の夜にアークナイツの音楽祭を観て、「なぜこれが無料で公開されたんだ……?」と真剣に一日考えていた。どれだけの熱意を投じたらこれだけのものを出してくるのか、そしてそれが誰でも観られたのか。単純に、「とてもいいものを作ったので皆さん観てください」しかないのではないかという結論になった。単純であることの難しさは、聖人や善人という言葉を見つめているだけで分かるはずだが、それを大人数を巻き込んだ上でやり遂げてしまうのは、芯や根っこのところにその一元的核がどっかり座り込んでいないと難しい。だから釈迦みたいにどっかりした信念を持った人ばかりがやっているのだろう。権利的なあれこれで多分アーカイブは残らなくて、性善説的に言えば観た人だけの心に残るばかりなりであって、でもやっぱり断片を思い出すだけでもすごいなとしか口を動かすことができないので、圧倒的な強度の前には、どうもこうもないのである、と久しぶりに思い出した。アークナイツはプロの凄腕シェフが焼いた肉みたいなもんで、どこを切って食ってもすごい。その感想はうまいで足りる時もある。なので私はすごいとしか言わないことにする。すごいしすごかったし、きっと次もその次もすごいものが出てくるだろう。あぁそう、すごいというのも単純だが難しいもののひとつだな。